この記事では、アジア太平洋圏の主要国でウェブ開発者およびデザイナーを雇用する際の給与ガイドを紹介したいと思う。アメリカと比較した水準となっている。
先日、Hogkiatのスタッフが、35か国以上のウェブデザイナーやウェブ開発者の年収を国別に見事にまとめあげた。PayScaleの情報が元となっており、同社はこの分野で働く人たちからの回答をまとめている。
ここでは、インド、インドネシア、マレーシア、シンガポール、香港、日本、そしてオーストラリアのアジア太平洋圏7か国の開発者やデザイナーたちの年収をまとめ、アメリカを基準として各国の年収を比較することにした。以下に年収ランキングを低いものから順に掲載した。
Country (Currency) | Annual Salary (US$) |
---|---|
India (INR) | $4,605.00 |
Indonesia (IDR) | $5,347.00 |
Malaysia (MYR) | $12,490.00 |
Singapore (SGD) | $27,285.00 |
Hong Kong (HKD) | $29,713.00 |
Japan (JPY) | $33,553.00 |
United States (USD) | $50,900.00 |
Australia (AUD) | $52,717.00 |
Country (Currency) | Annual Salary (US$) |
---|---|
India (INR) | $9,780.00 |
Indonesia (IDR) | $18,665.00 |
Malaysia (MYR) | $21,587.00 |
Hong Kong (HKD) | $38,714.00 |
Singapore (SGD) | $42,502.00 |
Japan (JPY) | $71,235.00 |
United States (USD) | $78,305.00 |
Australia (AUD) | $81,300.00 |
Country (Currency) | Annual Salary (US$) |
---|---|
Indonesia (IDR) | $3,301.00 |
India (INR) | $4,482.00 |
Malaysia (MYR) | $13,842.00 |
Singapore (SGD) | $26,062.00 |
Hong Kong (HKD) | $35,558.00 |
Japan (JPY) | $40,180.00 |
United States (USD) | $49,720.00 |
Australia (AUD) | $56,071.00 |
Country (Currency) | Annual Salary (US$) |
---|---|
India (INR) | $3,364.00 |
Indonesia (IDR) | $4,305.00 |
Malaysia (MYR) | $10,910.00 |
Hong Kong (HKD) | $20,098.00 |
Singapore (SGD) | $24,417.00 |
Japan (JPY) | $30,874.00 |
United States (USD) | $41,752.00 |
Australia (AUD) | $52,351.00 |
Country (Currency) | Annual Salary (US$) |
---|---|
Indonesia (IDR) | $4,551.00 |
India (INR) | $6,920.00 |
Malaysia (MYR) | $16,717.00 |
Singapore (SGD) | $32,546.00 |
Japan (JPY) | $41,880.00 |
Hong Kong (HKD) | $42,127.00 |
United States (USD) | $65,894.00 |
Australia (AUD) | $73,686.00 |
これらの年収をよく見て比較すると、インドとインドネシアの年収が一番低く、同じ仕事をしても、オーストラリアの開発者やデザイナーの年収が最も高い。なお、日本のプログラマーやデザイナーたち(シニアデザイナーを除く)の年収は、シンガポールや香港をベースとする開発者やデザイナーよりも高いことになる。
開発者やデザイナーとして働く方々、あなたがたの年収はここに記載されたレートに見合っているだろうか?Hongkiatの掲載記事で発表された方法論と偏差について注目してほしい。
方法論:
PayScaleのデータ方法論を読むと、会社がどのようにユーザコンテンツの管理や組織化の役割を果たしているか分かる。人々は年齢、性別といったメタデータとともに、給与や居住地などの情報を提出する。これらの統計は匿名で保管され、平均値の算出に利用される。
PayScaleのこの詳しい表によると、2013年以降に提供された新しいデータが表示されている。だが、古い内容も含まれているのは事実だ。古いデータというのは、新しいデータが利用できなかった場合に完全な平均値を導き出すためだ。こうした方法は非常に信頼度が高く、平均値が1~2年ごとにばらつくことはない。なので様々なデータモデルを考慮に入れると、こうした年収の概算は2011年~2013年というふうに1年ごとのものではないということになる。
偏差:
いくつかの国について言えば、PayScale内にも絶対的なデータ、特に高い役職のデータがなかったため、同じフィールド内で給与に関する情報を提供している関連のウェブサイトを調べた。
これら別のソースは求人情報やCoroflotの統計からなるものであり、フリーランサーや正社員から提出してもらったものだ。得られた結果と評価数字には十分に満足している。
統計に100%の保証はないものだ。特に金銭的な統計は通貨のインフレ・デフレにも左右されるからだ。しかし、この統計は2013年の世界的給与レートに関する信頼性の高いソースである。
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