2013.9.3

「スマホ・タブレット」「アプリ・ブラウザ」の利用状況 [マレーシアにおけるモバイルコマースの状況]

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M-commerce

マレーシアの消費者の状況はどのようなものだろうか?この国のモバイルコマースの事情をさらに深く見ていこう。

マレーシアの市場環境をよりよく理解するには、同国のモバイルコマースについて書かれている「モバイルコマースの市場規模とスマホ普及率 [マレーシアにおけるモバイルコマースの状況]」を読んでほしい。そこでは以下のトピックについて説明している。

  • 1. マレーシアにおけるモバイル vs デスクトップ
  • 2. マレーシアにおけるスマートフォン普及率
  • 3. マレーシアにおけるタブレット普及率
  • 4. マレーシアにおけるモバイルコマースの市場規模

今回は、オンライン小売業者、eコマースプロバイダ、プラットフォームの観点からモバイルコマースの可能性について探っていきたいと思う。

マレーシアの人々はどのようにスマートフォンやタブレットを利用しているのか?

はじめに、モバイルデバイスの利用法について理解する必要がある。そこで、Ericsson ConsumerLab(2012)の役立つ分析結果をいくつか紹介しよう。

smartphone_usage

上記のチャートから、マレーシア人がスマートフォンで行う作業のトップ3は次のとおりだ(高い順に)。

  • 1. SMS – 91%
  • 2. インターネットの閲覧 – 71%
  • 3. ソーシャルネットワーク – 69%

インスタントメッセージの利用によって将来的にSMSの利用が減少する、とは考えにくい。またMcCannの興味深い考察も見逃してはいけないところだ。

「スマートフォンに関して言えば、マレーシア人は最もアクティブな国民の1つといえる。データの使用だけでも1週間の平均利用時間は6.4時間。しかも、この時間にはボイスメッセージや通話は含まれていない。」

つまり、マレーシアのスマートフォンユーザは1日に1時間近くを純粋にデータ通信に費やしている。

マレーシアでのタブレット利用について、以下のチャートを見てみよう。

tablet_usage

上記のチャートから、マレーシアの人がタブレットで行う作業のトップ3は次のとおりだ(高い順に)。

  • 1. インターネットの閲覧
  • 2. 現在のデバイスのアップグレード
  • 3. アプリ利用

タブレットユーザがスマートフォンユーザよりインターネットを閲覧している一方、スマートフォンユーザはより頻繁にインスタントメッセージを利用していることがわかる。

モバイルアプリ?それともモバイルウェブ(レスポンシブウェブデザイン)?

オンライン小売業者としては、どちらがモバイルユーザにリーチできるベストの方法だろうか?モバイルアプリの構築、それともモバイルに最適化されたサイト?

スマートフォン・タブレットユーザの利用行動に戻ってみると、モバイルデバイスユーザはモバイルアプリを使うことよりもインターネットの閲覧をしていることになる。よって、モバイルアプリの前に(スマートフォンとタブレットの両方に向けた)レスポンシブデザインを優先する方が、より理に適っている。

さらに、まだ強いブランドや牽引力を持っていなければ、コマース向けモバイルアプリを販売し広めていくのは難しいだろう。

ただし、ユーザに通知を送信する機能はモバイルアプリの主なメリットだ。なので、大規模なオンライン小売業者が固定客と繋がるためにモバイルアプリを使っていることは驚くべきことではない。モバイルアプリのコンバージョン率も、ウェブからのものと比べれば少し高くなる可能性がある。

地域型オンラインマーケットプレイスや小売業者は、モバイル向けの準備はできているのか?

「モバイルアプリ対モバイルウェブ」論争に結論を出すとすれば、モバイルウェブは新たな顧客を獲得するのに適していて、モバイルアプリは既存の顧客のブランドロイヤリティを高めることに向いていると思われる。マレーシアでも有数のオンラインマーケットプレイスのモバイルへの取り組みを見れば、なおさら明らかだ。

Marketplace Mobile app Mobile web
Lelong.my Yes No
Qoo10 Yes Yes
eBay Yes Yes
Rakuten No Partial
Lazada No Yes
Zalora Yes Yes
Groupon Yes Yes
LivingSocial Yes Yes

(上のデータは2013年6月6日に収集された)

特筆すべきは、Lelong.myを除くすべてのオンラインマーケットプレイスはモバイルウェブに最適化されているということだ。ちなみに、Lelong.myはモバイルアプリを活用し、既存の顧客層がさらに買い物をしやすくなるようにしている。グルーポン型のモバイルウェブに行き着いても、モバイルアプリをダウンロードして使用するよう勧められる。

一方、マーケットプレイス大手ではLazadaとRakutenの2社だけはモバイルアプリを展開していない(2013年6月現在)。これも両者がまだ市場に参入したばかりで、彼らにとってはモバイルウェブで新規顧客を獲得する方が重要なので、驚くにはあたらない。

情報アップデート:Lazadaは6月12日にモバイルアプリをローンチした。

モバイルコマースでより多くのことを行うには?

したがって、モバイルコマースに着手する前に目標を理解することが重要だ。トラフィックとトランザクションデータの分析を始めよう。モバイルの比率はいくつ?自分の目標は新規顧客の獲得?顧客への利便性の提供?あるいは顧客の生涯価値を高めること?

そして大きな問題は、「どのようにしてモバイルユーザにリーチするか?」ということだ。

これについてはまた次の機会にじっくり考えたいと思う。お楽しみに

マレーシアにおけるモバイルコマースの状況」は初めe-commerce.miloに投稿された。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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