追悼もインターネットでする時代に?インドの「Shradhanjali」はデジタル墓地サービス

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新聞のお悔やみ記事はあっけなすぎると思わないだろうか?インドでは亡くなった愛する人々は永遠にShradhanjaliで生き続けることができる。アメリカのLegacy.comのクローンであるShradhanjali(ヒンドゥー語で「トリビュート」という意味)では、自分でFacebookのアカウントを作成できなくなった人の追悼ページを作ることができる。

shrandjali

設立者のVivek Vyas氏は、このサービスは当初インドの人々に奇妙に思われたらしいが、今では案外人々に受け入れられるようになってきていると述べている。同サイトは有名人のプロフィールは無料で、一般の人には2700インドルピー(約44米ドル)で30年間掲載する仕組みだ。有料なので、いたずらや自分の死を偽造したがる人の投稿を防ぐことができる。また有難いことに、スポンサーの公告等は掲載されない(「この故人ページはコカコーラの提供です。」等)。

追悼ページには、写真、文字、ビデオ、音楽まで投稿することができる。見る人たちは弔詞をコメントとして残すこともできる。オンラインお悔やみ記事というのは、Facebookの「いいね!」はなくてもよいのだ。

Shradhanjaliはインドの多民族の人たちが経歴を載せられるよう多言語の設定もできる。

Vyas氏によると、同社は先月、インド初のウェブメモリアルトリビュートポータルとしてインドの公式記録簿に追加されたという。現在、Shradhanjaliは140人の有料ユーザがおり、ヒット数も100万回を超えた。同氏は現在、サービス拡張に向けVCとエンジェルファンド調達を模索中だ。

【原文】

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