ユビレジとfreeeが業務提携、クラウドサービスの連動で店舗のレジ締めがストレスフリーに

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(左から)freee 株式会社 代表取締役 佐々木大輔氏、株式会社ユビレジ 代表取締役 木戸啓太氏

iPad を使ったクラウドレジサービスを提供するユビレジと、クラウド会計サービスの freee(フリー)は今日業務提携を発表し、相互のクラウドサービスの連動を開始した。これにより、店舗のレジ担当者は、毎日のレジ締め業務をほぼ自動化することができ、業務終了後の煩雑なルーティンワークから解放される。

今回の発表は、ユビレジと freee の両サービスを利用する、東京・渋谷のカフェ factory を借り切り、freee 株式会社代表取締役の佐々木大輔氏、株式会社ユビレジ代表取締役の木戸啓太氏が合同会見する形で行われた。この日、freee は外部デベロッパへのサービス連携を促すべくAPIも公開したが、freee のAPIとユビレジAPIを連携させることで、ユビレジに取り込まれている売上データが freee に転送され、会計データとして取り込めるようになる。

ユーザの立場から、実際にこれら両サービスを使うカフェ factory 代表の西原典夫氏がメリットを説明してくれた。

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factory 西原典夫氏

自分が以前務めていた飲食店も含め、レジ締め作業〜帳簿付けは紙ベースでやっているところが非常に多い。独立して factory を創業した直後から、いい会計ソフトを探していて、freee を使い始め、いいものが出て来たと感じた。freee がレジと連携してくれないものかと思っていたところ、ユビレジと freee が連携するようになってうれしい。一店舗で経営している間はよいが、仮に複数店舗を経営するようになると、従来の方法であれば、日報のやりとりや、そのための数字の転記作業などで間違いが発生する。ユビレジと freee を連携させて使えば、ミスを無くし事務作業を省力化できるだろう。

小売業で言えば、レジ業務はフロントエンド、会計業務はバックエンド、ただし、個人運営の店舗では、このフロントとバックを経営者が一人でこなさなくてはならない。クラウドサービスの活用によって、経営者はより本来の店舗業務に集中できるようになり、多店舗展開などの可能性も高めることができるだろう。

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ユビレジと freee の連携事例の展示

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