中国の音声認識サービスのスタートアップYunzhisheng(雲知声)が国内のベンチャーキャピタルから数千万ドルを獲得した。事情に詳しい人々の話も交えている(中国語記事)。
同社は去る9月に音声認識パブリッククラウド(語音雲)を開始し、USTC iFlytekに続いてこの技術をパブリックに提供した2番目の国内企業となった。Baidu(百度)がこの8月彼らに続いた。
Yunzhishengは現在、Leshi Super TV(訳注:LeTV=楽視と同義)、スマートウォッチのinWatch、Smartisan ROM、Sougou Voice Aid(捜狗語音助手)、そしてNetEase(網易)のEasyChat(易信)と提携している。同社はWeChat向けに音声プラグインの開発も行った。さらに、Voice Aid、Yunzhisheng Voice(微語音輸入挿件)、Yunzhisheng Inputメソッド(雲知声輸入法)といった独自のアプリをすでに3種リリースしている。
同社の音声認識プロダクトの正確度は95%に達した。これは資金力のある大手競合でA株にリストされているUSTC iFlytekとBaiduの開発技術と肩を並べている。
Yunzhishengは今後、専門機関、自動車メーカー、スマート家具、ウェアラブルデバイスメーカーとの提携を目指している。情報ソースは資金に関する詳細については明かさなかったが、この資金注入によって音声認識業界への敷居が確実に引き上げられ、寡占的競争の段階へと開発が加速するであろう。
Yunzhishengは最近、中国のウェアラブルエレクトロニクスブランド、Smartdevices(智器)と共にZ Watchというスマートウォッチをローンチした。同社は自社の音声認識技術を新製品に取り入れ、小さな画面のスマートウォッチで人-機械のインタラクションや入力時に出くわす問題を解決している。Z WatchはShanda Geak(果壳電子)の1999元よりはるかに安い699元で販売されている(中国語記事)。
(image credit: NetEase=網易)
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