韓国の電子書籍スタートアップBookjam(북잼)がAltos Venturesから140万ドルを調達、日本と中国に進出へ

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電子出版専門スタートアップの Bookjam(북잼)が、シリコンバレーのベンチャーキャピタル Altos Ventures から140万ドルを資金調達したと発表した。

Bookjam は2011年3月に設立され、これまでに70社以上の出版社と提携して、「世界文学全集」、「熱血江湖」、ホ・ヨンマンの「食客」、Bernard Werber の「L’Encyclopédie du savoir relatif et absolu(仮訳:想像力以前)」などの電子書籍アプリを発表し、アプリストアの売上高1位を独占してきた。現在までに、200本以上の電子書籍アプリを手がけている。

昨年、BonAngels Venture Partners から3億ウォンの初期投資を受けたのに続き、1年ぶりに Altos Ventures から資金調達したことで、開発環境を確固たるものにし、海外展開を図れることになる。

Altos Ventures のキム・ハン(킴한)氏は、次のように述べている。

会社のビジョンや成長性だけでなく、複数のプラットフォームの電子書籍を一つのクラウドシステムに載せる技術を高く評価した。

Bookjam の代表を務めるチョウ・ハンヨル(조한열)氏は、次のように述べている。

今回の調達では資金の確保はもとより、Altos Ventures の多くの経験と洞察力が大きな助けになるだろう。独自開発した BXP (Bookjam Extensible Publication) 形式[1]でさらなるタイトルをリリースし、近い将来、日本や中国を始めとする世界市場で事業を拡大したい。

Bookjam は年内にも、iOS と Android の両方で利用できるクラウドサービスをリリースし、電子書籍プラットフォーム企業として第一歩を踏み出す計画だ。

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

【原文】


  1. 韓国の上位出版社10社中、6社が電子出版フォーマットとして採用。 

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