Cerevoがスマートフォンで制御する電源タップ「OTTO」の事前予約を受付開始

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Cerevoは27日、スマートフォンから電源のオン、オフや調光が可能なスマートな電源タップ「OTTO」を発表した。Cerevoが運営する直販サイト「Cerevo Store」で2014年1月~2月に一般販売を開始する予定で、27日から事前予約の受け付けを開始した。

「OTTO」はラスベガスにて今年1月に開催された「International CES 2013」にて試作機を公開しており、ついに発売開始となった。価格は税込で2万3800円となっている。

Cerevoはネット家電の製造販売を行うハードウェアベンチャー。これまでPCなしでのUstream配信を可能にする「Live Shell」の開発、デジタル一眼カメラのシャッターをiPhoneやMacからワイヤレスで操作できるデバイス「SmartTrigger」の開発など、ハードウェアとソフトウェアの融合を図ってきた。

今回、Cerevoが事前予約の受け付けを開始したスマート電源タップ「OTTO」は、以前記事でもCerevo代表の岩佐氏が語ってくれたクラウドファンディングを活用したハードウェア開発への挑戦だ。

スマートな電源タップ「OTTO」

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「OTTO」は、8個口の電源ポートを内蔵しており、雑然としがちなACアダプタを収容、これらを上部カバーで覆い隠すことができる電源タップだ。カバーをかけた状態は家の中に整然とした雰囲気をもたらしてくれる。

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8個口の電源ポートはいずれもインターネット経由での通電オンオフ操作に対応しており、スマートフォンやタブレットの専用アプリから操作が可能となっている(画像右)。このアプリは無料で提供される。

インターネット経由で操作が可能なため、外出先からでも自宅の電源状況を確認し、リモートで電源のコントロールがが可能だ。

8個口の電源ポートのうち2個口は調光機能に対応し、調光対応の照明器具を接続することで、照明と離れた位置から自由に明るさを調整することができる。

この調光機能を使うと、「ゆらぎモード」を使用することができる。ゆらぎモードでは電気による灯りの強さが一定ではなく、まるでろうそくの灯りのように強弱が行われ、室内に癒やしをもたらすための機能となっている。

「OTTO」をデザインしたのは、柳澤郷司氏。同氏は、英国University for the Creative Arts, Product Design Sustainable Futureを卒業後、英国出身の世界的工業デザイナー、ロス・ラブグローブ氏のスタジオにて彼のデザインアシスタントとして製作に携わっていた。柳澤氏はこれまでにも携帯型バネ式発電機「Cyclus」などのプロダクトもデザインしている。

「OTTO」はこちらのサイトから事前予約が可能だ。

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