インドネシアから日本風のゲームを生み続けるTouchten Games、サイバーエージェント・ベンチャーズ等から資金を調達

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

Touchten Games は、ジャカルタを拠点とするゲーム開発スタートアップだ。2009年のローンチ以降、Android と iOS 向けに17件のゲームタイトルを発表している。最近、私は Startup Asia に参加すべくジャカルタを訪れていて、同社の共同創業者兼CEO である Anton Soeharyo 氏は、同社がサイバーエージェント・ベンチャーズなどからシリーズBラウンドの資金調達をしたことを教えてくれた。調達金額は明らかにしていない。

Touchten Games の設立前、Anton Soeharyo 氏は東京の早稲田大学に通っていて、彼は日本文化と日本のビジネスについて多くを学んだ。卒業後、彼はジャカルタに戻り、同社を立ち上げた。

私は日本が好きなので、私たちのゲームタイトルには日本的な要素が多く含まれています。この Ramen ChainSushi Chain のアプリのように。このような努力で、世界中の人々が日本文化について、知識を深めてもらえればいいと思っています。

Touchten Games の Ramen Chain アプリは海賊版デベロッパによりマネをされ、10月に Daren Ramen Shop としてリリースされたことは特筆すべきだろう。この海賊版はアプリストアからは既に姿を消したようだが、Touchten Games にとっては良いことではなかった。しかし、見方を転じれば、海賊版デベロッパにマネをされるということは、東南アジアでこのようなゲームに大きな可能性があると見ることもできる。

Anton Soeharyo 氏は最近、長年付き合っている日本人女性と結婚した。彼は現在、公私共に幸せな時間を送っており、Touchten Games のビジネスをさらに前進させ、日本とインドネシアのスタートアップ・エコシステムをつなぐ役割を果たすことに期待したい。

Anton Soeharyo 氏に会ってみたい人のために、スタートアップ・インキュベータであるサムライ・インキュベートが12月12日、Tech in Asia と共同で夜のミートアップ・イベントを開催する予定だ。Anton Soeharyo 氏はこの機会にスピーチをする予定で、その後、話をする機会を持つこともできるだろう。

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