15週間にわたるHAXLR8R(深圳拠点のハードウェアアクセラレータプログラム)から新たに10チームが卒業した。サンフランシスコでのイベントにおいて昨夜、彼らは投資家や観客にピッチする機会を得た。
HAXLR8Rの設立者であるCyril Ebersweiler氏は今回が3期生のデビューであることを述べた。また彼は次のように付け加えた。
「彼らによってDemo Dayで明らかになったのは、アイデアがいかに早く、メーカーと消費者が期待する実用的で美しい製品になることができるかということです。」
これらのスタートアップをアルファベット順に見ていこう。
BabyBe
未熟児が保育器(ここで言うincubatorとはスタートアップにおけるインキュベータではなく、保育器という意味)に隔離されている間、母親の生体信号を未熟児に伝える乳児用生体マットレスだ。このマットレスは乳児の発育と健康の増進を補助する。BabyBeはこのほどIndiegogoでクラウドファンディングを開始した。
Curio
インタラクティブかつプログラミング可能なおもちゃのロボットで、iPadアプリで操作できる。Engadgetのクルーによるテストをご覧いただきたい。
DustCloud
オンラインとオフラインを融合するDustcloudというデジタルガンを使った屋外シューティングゲームで、iPhoneアプリとコミュニティの位置情報を組み合わせてプレイする。Dustcloudは間もなくIndiegogoにてキャンペーンをローンチする。(まだ開始されていない。)
Everpurse
自分の好きな製品やブランドともっとつながっていたいと思う消費者向けのスマートフォンをワイヤレスで充電できるバッグ。目標の10万米ドルを上回るKickstarterキャンペーンを完了した。
Notch
アスリートやダンサー、その他自分の動きをトラッキングして改善する方法を知りたい人向けの3次元の動きを捉えるウェアラブルセンサー。Kickstarterで間もなくキャンペーンがローンチする。
Palette
実際のボタン、ノブやスライダーを使ってお気に入りのソフトウェアで利用できるよう設定されたちょっとしたモジュール式のハードウェア。元々は画像編集者向けに開発されたが、ミュージシャンやその他多くのアプリケーションでも使われるようになり、従来のマウスやキーボードに取って代わっている。現在、Kickstarterで10万米ドルの獲得を目指している。(更新:修正済み)
Petcube
Petcubeは、不吉に見えて実は可愛らしいことをしてくれる小さな黒い箱だ。離れた場所からでもペットを観察でき、またスマートフォン経由でレーザーポインターを操作しペットと遊ぶことさえもできる。Petcubeは既にKickstarterで見事目標金額を獲得している。
Roadie Tuner
あっという間に弦楽器のチューニングが自動でできる手のひらサイズのデバイス。いわゆる「数量化された楽器」開発の流れ。Kickstarterで資金を積極的に求めており、目標金額に達する勢いだ。
Vigo
居眠りを防いでくれるウェアラブルデバイス。眠気を検知するためにまばたきのパターンをモニタリングし、必要なときにユーザをそっとつついてくれる。これは会議で使えそうだ。ただし、Bluetoothのヘッドセットに似ているので装着時は少しマヌケな人に見えるかもしれない。
WearPoint
この小さなガジェットはプログラミング可能なタッチインターフェースだ。ユーザはわずかな電力消費でBluetooth経由で他のガジェットと通信することができる。例えばGoogle Glassと一緒に使うと、Glassをコントロールするためにカチカチ音を鳴らしたり眼や頭をぐっと動かしたりするような、まだ世間にはなじみのない動作をせずに済む。WearPointは手首に装着することができる。
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