#IVS Launch Pad: オープンソースで実現した廉価版バイオデバイス、鳥人間の「DNA増幅器」

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

本稿は、 Infinity Ventures Summit Kyoto 2013 の取材の一部だ。

Inifinity Ventures Summit では、ローンチパッドでいくつか新しいスタートアップに会うことがえきた。中でも特筆すべきは、セッションの最後に登壇した、ハードウェア・スタートアップ鳥人間 [1] の創業者である久川真吾氏だ。彼は、DNAをサンプリングするデバイスについてピッチした。

彼は、DNAをサンプリングするデバイスの問題は、4,000ドル〜10,000ドルと高価であることだと考えた。鳥人間はこの価格を10分の1にし、オープンソースで提供したいと考えた。このデバイスの機能はやや複雑(英語の同時通訳に頼ったため、この点については詳述しない)。処理後のテストサンプルの結果は、Chrome ブラウザに表示されるので、特別なソフトウェアを必要としない。ハードウェアは以下の写真の通りで、上のビデオにもあるような形になる。

私は、セッションの中でも、このデバイスのピッチがもっともパッションに富んでいたと感じ、、久川氏が「インターネットは、私たちのDNAの一部だ。古い習慣を捨て去るべく、もっとインターネットを活用すべきだ。」と述べていたのが印象的だった。

同社はこのデバイスを日本国内で発売しており、海外展開も考えている。既にマレーシアで販売しており、中国で工場を立ち上げる計画だ。

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  1. 久川氏は以前、飛行機を製造していたため、社名を鳥人間とした。社員には久川氏と彼の妻、愛猫が居る。 

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