DACベンチャーユナイテッド・ファンド1号投資事業有限責任組合が組成、ファンド総額は約12億円

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ベンチャーユナイテッドは、新たなベンチャーキャピタルファンドとしてDACベンチャーユナイテッド・ファンド1号投資事業有限責任組合を組成したことを本日発表した。同ファンドはアーリーステージのインターネット関連企業を中心とするベンチャー企業への投資を行うために組成され、ファンド総額は12.6億円の規模となっている。

独立行政法人中小企業基盤整備機構をはじめ、みずほキャピタル、フュージョン・コミュニケーションズ、SBI証券に加え、ベンチャーユナイテッドのグループ企業である博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムも同ファンドに組成に参画している。

ベンチャーユナイテッドと、親会社であるユナイテッドではこれまでもアーリーステージを中心に投資を行うベンチャーキャピタルファンドを組成・運営し、数多くのスタートアップへ投資を行ってきた。その投資先には、ライフネット生命保険、エニグモ、ウノウ、ノボットなどの名前が並んでいる。

筆者はベンチャーユナイテッドのキャピタリスト、丸山聡氏に電話取材を行い、どういった起業家やサービスに出資していこうと考えているのか、コメントをいただいた。

出資したいと考えている起業家は、大きいビジョンを持っている起業家です。「世の中を変えてやろう」、「世界で戦えるビジネスを作ってやろう」そんなふうに考える起業家に対して出資していきたいと考えています。

また、現在はスマートフォンが普及し、生活の中に高速インターネットが浸透してきています。こうした状況の中で、コミュニケーションはますます活発になっていくことが予想されます。コマース、O2O、オムニチャネルといったワードを中心とした新しい領域に取り組む事業、サービスに出資していきたいと考えています。whyteboardなどはこの文脈での投資になります。

また、短い時間、限られた時間でインターネットを利用するシーンも増えていくことが予想されます。そうした中で、新しいメディアのあり方やコンテンツ提供の仕方、働き方なども登場してくることが考えられます。クラウドソーシング、というよりは人々の知恵を集積するようなサービスには出資していきたいと考えています。先日出資したU-NOTEには、新しいメディアの形という文脈で出資しています。

先に述べたような起業家であることを前提に、これらの新しい領域に切り込んでいくサービス、事業に出資していく予定です。


【参考】お知らせ|DACベンチャーユナイテッド・ファンド1号投資事業有限責任組合を組成しました

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