インテルが次世代UI技術の開発へ。開発者向けコンテストでは福岡の「しくみデザイン」がグランプリを獲得

by Eguchi Shintaro Eguchi Shintaro on 2014.1.24

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2014年1月7日から10日まで世界最大のエレクトロニクスショーの「2014 International CES」が開催された。その一部であるインテルプレスカンファレンスにおいて、福岡を拠点に活動しているデジタルサイネージの企画制作のしくみデザインが、「インテル® Perceptual Computing Challenge」でグランプリの受賞が発表され、世界一となった。

受賞した作品の「KAGURA for PerC」は、何も触れずに体を動かすだけで演奏できる「新世代楽器」だ。距離を検出する深度カメラを利用し、人の動きやジェスチャーなどを見分けて自在に音楽を奏でることができる新しいUI技術を用いたサービス。実際の利用イメージは以下の映像をご覧いただきたい。

同コンテストは「パーセプチュアル・コンピューティング」の開発のために行なわれたコンテストだ。「パーセプチュアル・コンピューティング」とは、ジャスチャーや音声認識、顔認識、オブジェクトトラッキングなどを活用して、従来のキーボートやマウスといったタッチ操作ではなく、話しかけたり身振り手振りで操作を行うという、インテルが提唱している新たなインターフェイスのこと。

開発者に対しては、コンテストに向けて「Intel Perceptual Computing SDK」(通称:PerC)と、米Creative Technology製のモーションセンサーデバイス「Creative Interactive Gesture Camera Developer Kit」(通称:Creative Camera)を提供し、開発支援を行った。

次世代UI開発という新しい市場

Some rights reserved by IntelFreePress
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インテルは、同コンテストをふまえてCES内のプレスカンファレンスで次世代UI技術の「Intel RealSense」を発表した。

「パーセプチュアル・コンピューティング」を実現するハードウェアやソフトウェア製品をIntel RealSenseブランドとして展開し、第一弾としてタブレット端末、Ultrabook、ノートPCなどに組み込むことを前提としたモーションセンサーモジュール「Intel RealSense 3Dカメラ」を披露。

深度センサーとフルハイビジョン対応の2Dカラーカメラを搭載した製品で、指先のジェスチャーや顔認識が可能となり、「パーセプチュアル・コンピューティング」を実現したものとなっている。

人間に近い感覚でのコンピュータの操作”という新しいUIに向けて動き出したインテル。

次世代UI開発に対して、福岡を拠点にしているしくみデザインのように、日本発の企業がグランプリを獲得したという事実は、日本のクリエイティブやものづくりが世界に対して力を発揮できている証でもある。

日本から、こうした世界初の技術のきっかけを作る企業やスタートアップがさらに登場してもらいたい。

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