親が子どもにお手伝いをしてもらうためのゲームアプリ「おてつだいマジック」がリリース

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スマホアプリの企画・開発をするトーキョーストームが、新しいアプリ「おてつだいマジック」をリリースした。このアプリは、親が子どもにお手伝いをさせたいときに使うアプリで、子どもはストーリーを楽しみながらお手伝いをすることができる。

トーキョーストームは昨年9月に、サムライインキュベート、サイバーエージェント・ベンチャーズを割当先とする第三者割当増資を実施している。これまでにファミコンのRPG風をコンセプトに、自分の持ち物を“装備”としてアピールできるオンラインプロフィールサービス「おれのそうび」などをリリースしてきた会社で、楽しく子供の自立を促す新しい親子向けプラットフォーム「LIVING ROOOM」を提供している。

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「おてつだいマジック」の対象年齢は4歳〜8歳。基本的に保護者の端末から操作を行う。ユーザはまず、保護者側でメールアドレスかFaceookアカウントで会員登録を行う。会員登録が完了すると、保護者は専用サイトから、子どもにお願いしたいお手伝いを登録すると、アプリ内で子どもへのクエストとして登録したお手伝いが表示される。

子どもはストーリーを追いながら時折現れるクエストをお手伝いすることでクリアし、「リム」というポイントを獲得していく。お手伝い後は、保護者の方が承認ボタンを押すことでゲームが 進行する。

「おてつだいマジック」では、子どもがポイントを貯めると、商品と交換可能になっている。この商品は保護者が対象となる商品の中から選ぶことで決まる。お手伝いに対するご褒美となるこのプレゼントは、お手伝いを終え、ポイントと交換してから一週間ほどで手元に届く予定だという。

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トーキョーストームの代表、大沢香織氏は「おてつだいマジック」について、以下のように語っている。

対象のメインが4〜5歳の子どもなので、アプリに飽きることもあります。ですが、私たちが目指しているのは子どもと親のコミュニケーションを生み出すこと。「おてつだいマジック」は、お手伝いへのフックのようなな感じで使ってもらえれば、と思っています。

このアプリは、短期的にはお手伝いをしてもらうメリットがありますが、長期的には子どもを自立させられるというメリットがあると考えています。家庭でお手伝いをさせることで、自分で生活する力を養い、このアプリを卒業してもらうことが目標です。

「子どもの頃から労働観やお金に対する感覚を養いたい。」と語る大沢氏。自身の子どもが労働と対価について理解できていなかったことに危機感を覚え、今回のアプリを作ろうと考えたという。

「おてつだいマジック」は現在はiOS版のみがリリースされている。今後、春ごろにはストーリーが男の子向けとなった「お手伝いクエスト」をリリース予定だ。

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