2000件以上のレジャー予約が可能なあそびゅー、運営のカタリズムがグロービスほかから2億円を調達

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レジャー・遊び・体験の予約サイト|日本最大級のあそびゅー!

レジャーなどのアクティビティを専門に取り扱う予約サービス「あそびゅー」を運営するカタリズムは3月31日、グロービス・キャピタル・パートナーズおよびジャフコを割当先とする第三者割当増資を発表した。金額は総額で約2億円、払込日や出資比率などの詳細は公開されていない。

カタリズムは今回の調達であそびゅーの予約管理システムの拡充や、電話予約オペレーションの人員強化に務めるとしている。

注目の特化型サービスが次のステージに進む。あそびゅーは2012年7月にβ版を開始し、2013年4月に正式公開。マーケットプレースの形式ではなく、あそびゅーサイドが選定したアクティビティを予約する形式になっており、昨年10月にYahoo! トラベルと連携を発表した際には提携社数が460、登録されているアクティビティの数は1500件だった。

現在の提携社数は775に増加し、プランは2150に拡大している。また、2013年12月には日本全国の観光コースを検索、閲覧できるiPhoneアプリ「holipple(ほりっぷる)β版」の提供も開始している。

国内では類似サービスとしてトリッピースやPlayLifeがあり、海外ではちょうど今月、500万ドルを調達したアクティビティ予約の「Peek」がある。

ちなみにこのPeek、ジャック・ドーシー氏やエリック・シュミット氏らが投資家に名を連ねるのだが、実はこのあそびゅーもまた国内で著名なエンジェル投資家でもある(そしてつい先日、4月1日からYJキャピタルの代表取締役への就任も決定した)小澤隆生氏が初期投資家として参加している。

さて、ちょっと気になるのがこの市場の大きさだ。

カタリズム代表取締役の山野智久氏に聞くと、まず日本国内の旅行市場全体が1兆800億円、余興まで含めると64兆円という数字があるのだと教えてくれた。ただ、この辺りの数字はなんでもかんでも入っているので当然彼らの「予約」ビジネスすべて、というわけではない。

もう少し絞ってもらったところ、「目指すべき中期の目標数字では、東京ディズニーリゾートの来場者数が2012年で2750万人ですので、僕らも同数規模のユーザーがコンバージョンするチャンスがあると考えています」と回答をくれた。

現在20名弱ほどのチームのカタリズム。今後はこれを40名体制に強化し、この数字を目指していくのだそうだ。

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