旅の記録サービス「Compathy」が数千万円規模の資金調達、AirBnBとのコラボキャンペーンも実施

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旅の記録をコレクションできるサービス「Compathy」を運営するスタートアップ、ワンダーラストがインキュベイトファンドとリクルートを引き受け先とする第三者割当増資を実施した。金額は明らかになっていないが、数千万円規模の資金を調達した。

「Compathy」は、ユーザが旅の写真をサイト上にアップしていくと旅のストーリーをまとめることができるサービス。ユーザが写真をアップすると、位置情報や日付などのデータから写真を並べていき、旅のまとめを作ることができる。昨年末にサービスをリリースし、3ヶ月ほどで1200ほどの旅の記録と、8000件ほど口コミが集まっているそうだ。

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今回調達した資金は、アプリの開発に充てるという。

「リリース前に想定していたよりも、ユーザにとって写真をアップロードするハードルが高かったことがわかりました。いくつかの写真の中から投稿する写真をピックアップするのが面倒だったり、旅行写真が好きだという人が写真を投稿するサイトとして活用していることから、写真の平均的なクオリティが上がってしまい、写真にあまり自信がない人の投稿ハードルが上がってしまったんです。」

と、ワンダーラスト代表の堀江健太郎氏は語る。これらの課題を解決し、モバイルでの利用を増やしていくためにアプリを開発する予定だ。

「モバイルから写真をアップロードしやすくし、アプリ内で画像を加工可能にすることで写真のクオリティも上げられるようにします。写真の投稿ハードルが下がれば、さらに多くの旅の記録と旅スポットの口コミが生まれると考えています。」

まずはiOSのアプリを開発し、ローンチは初夏を予定しているそうだ。Compathyは旅人がよく泊まる場所を探す際によく活用するサービス「AirBnB」の日本法人とのキャンペーンもスタートさせる。今年の5月31日までにCompathyに登録したユーザに、Airbnbを通じた宿泊料が5,000円割引となるクーポンをプレゼントするというものだ。

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Compathyはこうした他の旅行系サービスとのコラボも積極的に実施していきたいと考えている。

Compathyの提供を通じて、旅の定義を変えていきたいと考えています。将来、旅先の人に会うことが旅に出る人のスタンダードな目的となるように、今から旅のコミュニティを作っていきたいと思います。

そう語る堀江氏。Compathyは今回の資金調達を経て、さらに積極的に挑戦していく。

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