駐車場不足を解消する、空き駐車場のシェアリングサービス「あきっぱ!」がベータ版をリリース

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akippa

大阪を拠点に活動しているギャラクシーエージェンシーは4月25日、空き駐車場スペースのシェアリングサービス「あきっぱ!」のベータ版をリリースしたと発表した。

筆者は、サービスのプレローンチの際にも、ギャラクシーエージェンシー代表取締役社長の金谷元気氏に対してインタビューを行ったので、そちらも参照してもらいたい。

あきっぱ!」は、全国各地にある月極駐車場や空きスペースを、一日最大料金500円で駐車できるサービスだ。スペースを貸したいオーナー側は、空いてるスペースをあきっぱ!に登録するだけで、オンラインで駐車場を貸し出すことができる。月極駐車場をもっていない一般の人も、家の前など空いている駐車スペースを貸し出すことが可能だ。

一般社団法人全日本駐車場協会の発表によると、乗用車は現在6000万台ありますが、一時利用駐車場は440万台しかありません。そのため、ユーザは無駄なガソリンを使って駐車場を探し回ることとなり、ドライバーにとっては大きな痛手です。駐車スペース不足による路上駐車も、大きな社会問題のひとつとなっています。

こうした問題を解決するために、遊休地を効率的に活用することで問題解決を図りたいと考え、駐車場版『Airbnb』をコンセプトにしたのがあきっぱ!です。

ユーザ側は、最大10日前に駐車場の予約ができる。その場での直前予約も可能だ。 予約を入れた日は車の出し入れを何度でもすることができ、一日最大料金500円の価格設定だ。空き駐車スペースオーナーは、機器の取り外しなどは必要なく、契約費用も無料だという。

2月20日からリリース前日の4月24日まで、サービスの先行登録期間を実施して空きスペースを募集したり営業活動を行った結果、関西を中心に現時点で約32000台分の駐車場の空きスペースを確保し、リリース開始からすぐに利用者が集まっているという。

事前の広報活動とリリース直後の反響から、潜在的なニーズがあると確信しました。今後は、どのエリアに対して集中的に力を入れていくかを分析しながら、営業活動に努めていきたいです。まずは近いうちに駐車スペース10万台確保を目標にしています

現在は、ブラウザ版だけのリリースだが、近々スマートフォンアプリのリリースも予定しているという。併せて、事業を加速させていくために5月にも資金調達を行うと金谷氏は語る。

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