Image by Flickr
【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします
Fred Wilson Is Wrong, It’s Great To Be A Young VC
極めて特定カテゴリ、というかベンチャーキャピタル従事者向けの「年齢とキャリア」に関する大変興味深いインタビューと寄稿合戦です。
登場人物は大御所ユニオン・スクエアベンチャーのフレッド・ウィルソン氏(52歳)と新進気鋭のローゼンバーグ・ベンチャーズのマイク・ローゼンバーグ氏(29歳)のお二人。フレッド氏はこのベンチャーキャピタルという仕事は「年取ったベテランのもの」という考えを持っており、それに対してマイク氏が「いやいやちょっとまってよおじさん」と寄稿で自分の考えを示しております。
フレッド氏に対するBusiness Insiderのインタビューが発端なのですが、この中でフレッド氏はジーン・クライナー氏とトム・パーキンス氏(クライナー・パーキンス)、ベン・ホロウィッツ氏やマーク・アンドリーセン氏(アンドリーセン・ホロウィッツ)らの名前を懐かしそうに挙げ、「別に若手(学校出てすぐ)のキャピタリストがダメなワケじゃないけど、やっぱり(大物たちがそうであったように)20代や30代は起業家として過ごし、勉強してから40代や50代でこの仕事に取りかかるべきじゃ」というような考えを披露されております。
いやあ、これは国内でも同じような考えの方、いるんじゃないでしょうか。
一方でBusiness Insiderによってやり玉に挙げられたマイク氏は寄稿の中で、自分たちがどうやってVCを運営してきたかという道のりと若手ベンチャーキャピタリストである利点をまとめることで、大物の考えに反論しております。
読んでて面白いですのでぜひ興味ある方は元記事を。特にシードにアクセスしやすいというのは国内のANRIやSkyland Venturesなどをみても同じような印象はあります。年齢や共感って経験じゃない部分でもありますからね。
ちなみにマイク氏の運営するローゼンバーグ・ベンチャーズはSoMa拠点で50社ほどのポートフォリオを所有、現在2号ファンドを運用中。こういうとこに出てくるだけあってしっかりしてます。
via Business Insider
BRIDGE Members
BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。- 会員限定記事・毎月3本
- コミュニティDiscord招待