食品の鮮度をチェックできるデバイス「PERES」がIndigogoで資金調達中

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食品の鮮度をチェックできるポータブルデバイスPERESが、Indigogoでのクラウドファンディングを実施中。開発元は「世界初の電子鼻ガジェット」と謳っている。

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牛肉、豚肉、鶏肉、魚などの食品に「PERES」を向けてボタンを押すだけで、その食品が新鮮かどうか、健康を害するかどうか、食中毒のリスクがあるかどうかなどを調べることが可能。測定したデータはBluetoothで接続したスマートフォンに送られ、アプリから食品の状態を確認できる。

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本体には温度、湿度、アンモニア、揮発性有機化合物を測る4つのセンサーを搭載し、食品の揮発性有機化合物の量を検出。さらに温度と湿度も加味してサンプリングした食品の安全性を判断するとしている。

PERESの開発チームは、イギリスでは毎年700万トンもの食品が廃棄されているという事情に加え、毎年先進国に住む人のの3人に1人が食中毒などにかかる可能性があると指摘。また、プロジェクトのCEOとその妻がひどい食中毒を経験したことをきっかけに、このプロジェクトがスタートしたとしている。

現状すでに科学研究は完了し、特許出願中とのこと。入手するには120ドル(約12,000円)以上の出資が必要で、日本からも出資可能(15ドルの送料が別途かかる)。2014年7月に最初のプロダクトが出荷予定だ。

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食品の安全性に敏感な日本においては、デバイスの信頼性やリスクが懸念されるため、日本での独自販売は難しそうに思えるものの、非常に斬新なプロダクトだ。



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