CNN、ジョージア工科大学と提携してドローンによる取材の可能性を検証

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米国三大キー局のCNNは、ドローン技術研究が進んでいるジョージア工科大学と提携し、今夏からドローンを使った実験を開始すると発表した

実験はCNNの取材チームとジョージア工学大学研究所の専門チームによって行われ、プライバシーに関するリスクや安全性、報道機関でドローンの機能を発揮した現地取材の可能性を探る。

研究によって得られたデータは米連邦航空局(FAA)と共有していく。FAAでは現在、報道関連による取材用途でも規制が入っている。この提携について、CNNのシニアバイスプレジデントのDavid Vigilante氏は、

「私たちの希望は、協力してナレッジを共有し、安全にこの新しい技術を取り入れることで、CNNや他のメディア社のプロセスを加速させることだ。」

とコメントしている。

報道関係者や研究者からは、連邦政府が管理している土地の監視や自然災害の余波予測など、様々なドローンの利用価値が提案されている。だが、現在は事前に許諾が必要になっているため、予測できない事件や災害の取材には全く使うことはできない。

4月末に米アーカンソー州で起きた大竜巻では、フリーランスのジャーナリストが個人のドローンで撮影したものが放送された。以下はその映像だ。



こうしたドローンの使用が許可されるようになれば、報道機関や研究機関の活動の幅は広がる。ドローンと規制の関係が今後どうなっていくのかは注目だ。

(via CNN.com Blogs

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