世界を巡るInnovation Weekend、決勝進出を勝ち取った東京予選入賞3チームの顔ぶれ

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世界ツアーを始めているピッチコンテストの Innovation Weekend は、その第2回目の予選を今夜(原文掲載日:6月20日)東京で開催した。日本を拠点とする StudyPact は先月シンガポールで開催された初回予選で優勝し、12月の決勝戦へとコマを進めた。

東京予選には7チームが参加したが、そのうち聴衆に衝撃を与えた3チームを以下に紹介しよう。

1. SCIEMENT

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SCIEMENT(サイアメント)は、医学博士の瀬尾拡史氏が設立したスタートアップで、専門家でない人が科学を学べるリソースを提供する。彼は自身の学習経験から、医療が一般人にとって、あまりに単純過ぎるか、または複雑過ぎるかに偏向しているように感じた。彼の3Dアニメを使えば、絶妙なバランスで人々に身体のことを学んでもらうことができる。

瀬尾氏は適当なビジネスモデルが無いことを認めつつも、何にも代えがたい価値があるとして聴衆を魅了し、SCIEMENT が優勝を果たした。

(編集追記:以下は同社と神風動画が制作した、TBSドラマ「彼岸島」のオープニング動画)

2. AgIC

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清水信哉氏は起業家を志して、居心地がよい McKinsey & Company を辞めた人物だ。Innovation Weekend で2位の座を射止めた AgIC は、電子回路制作用の家庭用プリンターを開発する。Kickstarter で成功を収めた後、アメリカの Maker ムーブメントの後押しや NASA の注目を集め、順調にビジネスは立ち上がった。

同社は既にシリコンバレーにオフィスを開設しており、清水氏は日本市場と並行してアメリカ市場でも成長したいと考えているようだ。

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3. Startbahn

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泰平氏は東京大学の大学院生だが、それによって、彼は自分の夢を追求するのをやめなかった。Startbahn は、アートコレクションをより誰もが手に届くようなものにするためのサービスだ。泰平氏によれば、ほんの一握りのアーティストだけが、ギャラリーオークションの狭き門に分け入ることができる。

彼のサービスでは取引フロアが現れ、そこで平均的なアーティストが資金の無い美術愛好家に作品を販売できる。Startbahn は上位2位には入賞しなかったが、佳作として表彰され12月の最終決勝に進むチャンスをを獲得した。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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