Microsoftの学生アプリコンテスト「Imagine Cup」で、鳥羽商船高専のCuddly Connectが世界決勝出場へ

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Imagine Cup は、マイクロソフトが国際競争力の豊かな学生を育てることを狙いとして、年に一度開催しているグローバルなコンペティション・イベントだ。昨年は、その世界大会がロシアのサンクトペテルブルクで開催され、日本からは「Project N」が出場したのをお伝えした。

シアトルで開催される今年の Imagine Cup では、日本代表として鳥羽商船高専の Cuddly Connect(チーム名:かぞくぐるみ)が選抜され、シアトルで開かれる世界決勝に向け、このチームの壮行会が、日本マイクロソフト社長の樋口泰行氏や、慶応大学大学院教授で日本マイクロソフト元会長の古川享氏を交えて催された。

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Cuddly Connect は、ぬいぐるみをインタフェースにした遠隔コミュニケーション・システムだ。核家族化が進み、祖父母が遠方に離れて住む孫になかなか会えない、共働きで忙しい両親が幼い子供をケアできない問題を ICT で解決することを目的に開発された。

祖母や両親は、Kinect のジェスチャ・センサーやタブレットPCを用いて、音声や動画のみならず、子供が使う「ぬいぐるみロボット」を操作することができる。ぬいぐるみロボットには、二足歩行ロボット(ロボアクター)、Web カメラ、スピーカー、マイクが仕込まれており、これらをロボット内蔵の .NET MicroFramework 対応のマイコンで制御する。世界的にも注目を集める IoT 分野の作品だけに、世界決勝でどのような評価が得られるか楽しみだ。

なお、世界決勝は太平洋標準時間の8月1日(金)朝8時30分から(日本時間では、8月2日(土)の午前1時30分から)開催され、その様子はこのページでライブストリーム配信される予定だ。彼らの奮闘ぶりをぜひチェックしてみてほしい。

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Cuddly Connectを開発した、チーム「かぞくぐるみ」のメンバー。
左から、宮村騎久也氏、Palin Choviwatana氏、濱口堅太氏

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