レストランの食事をデリバリーできるアプリdelyがβ版を公開

Miyako Yoshizawa by Miyako Yoshizawa on 2014.7.3

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スマホからレストランの食事を注文をして自宅やオフィスまでデリバリーしてくれるdelyが7月2日、β版を公開した。現在渋谷(一部表参道)地域に限定してサービスを展開している。

和食からエスニックまで、レストランの食事をすぐに配達してくれる

delyの契約店舗は現在30店でローンチ時には一店舗公開され順次追加されていくとのこと。イタリアンや和食から、トルコ料理やタイ料理といった変わったメニューもアプリから注文することができる。dely代表取締役の堀江裕介氏は立上げの理由をこう語る。

「これまでの出前というと、割高でメニューの選択肢が少ない。delyで提供する食事はこれまでの出前のイメージを覆すような、味に拘った様々な種類の食事を揃えています。これまで出前を頼まなかったような、若い人たちにもっと出前の文化を浸透させていきればと思います」(堀江氏)。

メインターゲットは若い女性でアサイーボールやサラダなどヘルシーなメニューも充実している。堀江氏はレストランの食事がそのまま楽しめるよう、すぐに配達できる体制を整えたと付け加える。

利用方法はシンプルで、届け先を登録後、一覧から店とメニューを選択し、食べれない食品のカスタマイズやをして注文するだけだ。

現在は現金による決済のみだが、今後は事前に登録したクレジットカードでオンライン決済できるようにするという。配達場所に関しても、現在は住所を入力する必要があるが、今後位置情報から注文できるようにするとのことだった。

小さな飲食店でもデリバリー展開できるような機会を

飲食店は新規登録料や月額利用料は無料でdelyに登録することができ、ここを通して注文された商品から一部を手数料・配達料として払う仕組みになっている。飲食店が用意するのはデリバリー専用の容器だけで、すぐにデリバリーを提供できるようになる。

「通常、飲食店がデリバリーを始めようとすると、配達員の指導やバイクなどにかかるコストなど沢山の障壁があります。デリバリー展開はそこそこ売り上げがないと厳しく、実際に展開している店の多くが全国展開しているような大企業ばかりです。delyはいままでデリバリーできなかったような小さい飲食店にも、デリバリーの機会を提供します」(堀江氏)。

配達員は空いた時間に配達できる、物流版Uber

注文した食事は配達員がロードバイクですぐに届けてくれる。配達員の雇用形態はUberのような仕組みで、配達員はいつでも自分の時間が空いているときに配達できる。

「配達員は移動するついでだったり、空き時間にdelyの配達ができるようになります。配達一件ごとに400円が配達員に支払われるという仕組みなので、空いている時間を有効に活用できます。配達員が自分の近くの注文をすぐに把握できるような、配達員専用アプリも開発しています」(堀江氏)。

配達スタッフは18歳以上でスマホを持っていれば誰でも応募することができる。

「食事にかかわらず、すべての物流をdelyの仕組みで実現させたいです。webサービスの多くがオンラインだけで完結するものですが、今後はオンラインとリアルと結びつけるようなサービスが残ると思います。私たちは物流という新しいインフラを作れるサービスをめざしています」(堀江氏)。

このように、堀江氏は将来的にフードデリバリーだけではなく、あらゆるものをdelyの仕組みで運べるようにしていく計画だという。現在ECが浸透し取引数が急増している一方、物流業界の労働環境の悪化により配達員数が大幅に減っている。

「トラックドライバーの人口は2006年から2008年の二年間で92万人から86万人に減っています。今後更にEC市場が伸びることを考えると、日本の物流はパンクします。ですからdelyの空きリソースを活用する仕組みで、物流そのものを変えていきたいです」(堀江氏)。

Miyako Yoshizawa

Miyako Yoshizawa

ヘルスケアスタートアップに特化したメディア「HealthTech News」を運営。THE BRIDGEでは主にスタートアップデータベースの構築と編集アシスタントを担当。スタートアップやインターネットが大好きな看護学生。 @miya_yakkoFacebookBlog

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