スマホ家庭教師「mana.bo」に元頓智ドットCTOの近藤氏が参加

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写真左からマナボ代表取締役の三橋克仁氏、元頓智ドットCTOの近藤純司氏

スマートフォンで家庭教師と直接繋いでいつでも授業を受けられる「mana.bo」を運営するマナボは7月7日、頓智ドット(現社名はtab)などで活躍した近藤純司氏を迎えたと発表した。

近藤氏は1988年から富士通の関連企業でエンジニアとしてキャリアを積み上げ、2009年に頓智.にCTOとして参加、同社で有名になったセカイカメラやtabといった一情報関連サービスの開発に携わった人物。Androidに関して国内で最大規模を誇るNPO団体、日本Androidの会では監事も務めている。

マナボは2012年4月の創業。KDDI∞Laboでは3期生に選出され、2013年5月にはサイバーエージェント・ベンチャーズから約3800万円のシード資金を調達、2014年4月からはベネッセ・コーポレーションなどと共同で「リアルタイム家庭教師」を運営している。

<参考記事> オンライン学習サービス「mana.bo」が、サイバーエージェント・ベンチャーズらから総額約3800万円の資金調達

実はマナボには2013年夏頃に元クックパッドの山下大介氏がCTO(最高技術責任者)として参加している。自身もエンジニアであるマナボ代表取締役の三橋克仁氏は近藤氏の参加についてこう語る。

僕もCTOの山下もどちらかといえばサーバーサイドがメインですし、クライアントサイド、特にAndroidの開発者で中心となる人物を強く求めていた、というのがあります。近藤さんは「Tab」ではAndroidアプリのメイン開発者ですし「セカイカメラ」では勿論iOSアプリの開発に携わり、Railsもわかるというタイプなので、「mana.bo」の開発に必要なスキルセットを擁していました。

また近藤さんはAndroidの会の幹事だったりしますし、彼がマナボにいることによって一流のエンジニアを更に呼びこむことにも期待しています。さらに数名の時から数十名の規模に頓智ドットを成長させ開発陣をリードしてきた経験が、今後拡大期を迎える今の弊社のフェーズでこそ、より活きると考えました。

ここ数カ月、Googleなどのネット大手からスタートアップへの移籍を伝えてきたが、今回は(出身は大手企業だが)スタートアップからの移籍という話題になる。スタートアップのエコシステムにとって主要な開発者や経営能力のある人材というのは、その経験も(成功でも失敗でも)含め重要な財産なのだ。

こういう業界内での人材移動も今後、さらに国内外で活発化すれば、より多くの雇用の受け皿が増えることになるかもしれない。

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