ダイマーズラボが提供するスマート雑誌アプリ「Favlis」が本日アップデートを実施した。2014年1月にiOS向けにリリースされた同アプリは、今回のアップデートでエリアに合わせた情報を受け取ることが可能になった。
「Favlis」を利用すると、飲食店や展示会、イベントなどのキュレーションされた情報を受け取ることができる。これまでエリアに合わせた情報は提供していなかったが、それでも高い継続率を記録していたそうだ。
キュレーションされた良質な情報
「Favlis」で提供される情報はダイマーズラボが選んだサイトをクローリングし、ピックアップされる。
クローリング先はダイマーズラボが選んだ出版社が運営するウェブサイトやウェブマガジン、グルメブロガーなどで、CGMサービスなどはクローリング先に含めていないという。
位置づけとしてはキュレーションアプリにも近いが、扱うものがニュースではなく生活に関する情報であり、かつ位置情報が紐付いているものであるためO2Oアプリ的な面もある。
生活情報と共に位置情報を表示
表示された情報を閲覧していき、詳細をチェックするためにタップすると元サイトにアクセスする。Favlisの特徴は掲載している情報の位置情報をわかりやすく表示するようにしている。興味を持った情報をリストで管理し、行きたくなった場合その店舗もしくはイベント会場が地図上に表示されるため、行きたい場所を把握する手間が省かれている。
これまでは様々なエリアの情報がランダムで表示されていたが、今回のアップデートによりユーザがほしい情報のエリアを選ぶことができるようになった。家の近所や職場のあるエリアなどを選んでおけば、その付近の情報が通知されるようになる。
以下は新しくなった「Favlis」の紹介映像だ。
今回のアップデートでは、77のエリアに対応。アプリを立ち上げて2、3エリア登録すると、一週間で10〜20記事ほどが届き、これは雑誌の40〜80ページ分の情報にあたるという。
さらにパーソナライズされた情報の提供へ
「Favlis」は、レコメンドする情報を位置情報から機械的に判断する部分と、人が見て判断する部分の組み合わせによって選び出している。
今後は、アプリに学習機能エンジンを積み、GPS情報と記事に割り振るタグから得られる情報により、パーソナライズ性を高めていく予定だという。
ダイマーズラボ代表取締役の長野英章氏は、
ライターが書いた記事であることは、大変良いフィルターとなっています。彼らの目で厳選された情報はユーザに対しても大変な訴求力があります。
これまで情報との出会いは偶然によるものがほとんどでした。これを必然的にしていくことでもっと人生が豊かになるはず。少しの刺激を生活に提供できる、そんなアプリにしていきたいと思っています。
と「Favlis」について語っている。
「Favlis」はまず1年で50万ダウンロードを目指します。その後、アライアンスや海外展開など活動を広げていきます。大切なことは規模感よりも、どれだけユーザが継続して使ってくれるか。MAは70%を目標、WAUは50%を目標にしています。
「Favlis」は現在iOSのみ提供されている。「Favlis」のiOSアプリはこちらからダウンロードできる。
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