本稿は、B Dash Camp 2014 Summer in Fukuokaの取材の一部。
グリーは今後、非ゲーム事業へ12カ月で100億円規模の投資を実施する。グリー取締役の青柳直樹氏が福岡で開催中のB Dash Campの壇上で明かした。
青柳氏はグリーの新規事業への取組みを紹介、Y Combinatorのような3カ月単位での事業判断などの方向性を説明、「海外拠点の学びから始めることよりも止めることの方が難しい」とこれまでの事業展開の経験をこのプログラムに活かしているとした。
また昨今、国内のスタートアップ・エコシステムが成熟しつつある状況をふまえ、グリーのみで新規事業を独自に立上げて、このエコシステムと戦うのはかなり難しいと言及。
「他の皆さんとは違うことをやらなければいけない。ソーシャルゲームを長くやってきたのでキャッシュもある。引き続きゲーム事業を中心に投資するが、非ゲームに対してもBS予算として100億円を用意した。これを12カ月で投資する」と、グリーの資本を使った「インキュベーションアンドアクイジション戦略」について説明した。
なお、この投資スキームは同社傘下のグリーベンチャーズとは別のものとなるそうだ。
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