リリースから約2ヶ月が経過し、7月末には会員数が4,000人を超える勢いの「LiB」。過去最高年収400万円以上のハイキャリア女性に特化した転職サイトを提供しています。
サイバーエージェント・ベンチャーズなどから7,000万円を調達
LiBは7月10日、サイバーエージェント・ベンチャーズ、East Venturesなどから総額7,000万円の資金調達を実施しました。5月13日のサービス開始からわずか2ヶ月のスピード資金調達。経営基盤を一層強化すると共に、マーケティング強化および人材拡充を行っていく予定です。
お話を伺ったLiBのプランナーである武井梨名さんは、自社を人材会社ではなくIT企業だとした上で、IT企業らしくサービスの価値向上を実現していくために、中でもエンジニアの採用を積極的に行っていくと話します。
「サービス開始から2ヶ月ほど経って会員女性の声に耳を傾けてみると、自分の声が吸い上げられること、また相談する相手がいることを重要視していると感じます。
LiBでは相談ボタンひとつでエージェントにメッセージを送ることができるのですが、すごく積極的に活用されています。今後はこの辺のニーズを上手くフォローしていきたいです」
転職“潜在層”にもリーチ:LiB 総研を設置
少子化が進み、女性キャリアの活躍が国家戦略にも掲げられる中、ハイキャリア女性に特化した初の転職プラットフォームに注目が集まっています。
長く働き続けたいという女性からのニーズはもちろんのこと、企業からも応援する声が集まっています。
「LiBには、これまでの求人データベースではリーチできなかった人がたくさんいます。今すぐに転職は考えていないけれど、何かしら不満や悩みを抱えていて、将来のキャリアをしっかり考えて行きたいという転職潜在層が集まっています」
LiBでは、今回の資金調達と時を同時にして「LiB 総研」を設立しました。企業における女性活用の啓蒙、政府への意見提示、ベンチャー企業による女性登用の整備などを働きかけて行く予定だと言います。
約50%の女性が、将来的に経営幹部・管理職になりたい
LiBはその女性会員に対して実施したアンケート調査の結果を発表しています。それによると、「50歳以上になっても働き続けたいハイキャリア女性が約80%」「約90%が年収よりも“やりがい”や“人間関係”を重視」といったことがわかっています。
また、別の調査では、「約50%の女性が、将来的には経営幹部・管理職になりたい」と答える一方、「どちらとも言えない」「わからない」などまだ方向性が明確に定まっていない女性も約40%見られました。そもそも身近なところに女性管理職が不在であるケースも多く、イメージがつきにくい現実があると言います。
「福利厚生や制度の充実を重視する声が一番多く聞かれました。また、結婚・出産後に在宅・時短勤務制度を利用したいという女性も80%おり、女性のライフイベントと仕事の両立のサポート体制は必須です。
自分らしく仕事を続けたいキャリア女性に、それぞれのライフステージで適切な選択肢を提供していきたいですね」
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