生活者との接点をリデザインする、共創プラットフォーム Blabo! が鳥取県と行う地域商品開発「とっとりとプロジェクト」

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クラウドソーシングで商品企画をおこなう共創プラットフォーム「Blabo!」を運営するBlaboは、本日より生活者と共同で、鳥取県の商品開発をおこなう「とっとりとプロジェクト」を開始した。

このプロジェクトでは鳥取県の中小企業の持つ商品や技術を活かして新たな商品を作るために、コンセプト、ネーミング、プロモーションプランを募集する。アイデアが投稿された商品は実際にパッケージ化され、商品として発売される予定。

アイデアを募集するのは餅屋、お茶屋、天然水販売会社など食品業者からユニークな技術を持つ町工場など。この取り組みにより、商品開発に参加してみたいユーザはもちろん、鳥取県の地域活性化に協力したいと考えている生活者も遠隔地から参加することが可能となる。

クリエイティブソーシング

Blabo!は生活者のアイデアや要望を取り入れることで、生活者視点が入ったキャッチコピー、商品開発、プロモーションプランを開発できる共創プラットフォームを提供してきた。

「とっとりとプロジェクト」ではこれまでよりさらにアイデアを出す領域の幅が広くなっている。このことについてBlabo代表の坂田直樹氏は、

坂田氏「これまでBlabo!ではコンセプト、プロモーション案、キャッチコピーなどの募集を行ってきました。ロゴやパッケージデザインまで広げることで、一気通貫して商品づくりが可能になります。

Blaboは企画力とディレクションによって、「クリエイティブソーシング」とでも呼ぶべき領域に進みます。これにより、1人のクリエイターが商品を開発するよりも、多様で多くの量の商品を開発することができると考えています。」

と今回の取り組みについて語っている。

接点のリデザイン

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「とっとりとプロジェクト」は、鳥取県庁とBlabo!が組んで行うもの。県庁が地元にあるポテンシャルはあるものの売れていないなど悩みを抱えている中小企業を把握しており、Blabo!がその悩みを問いに変換してBlabo!ユーザへと投げかける。この仕組は「Quirky」などがイメージに近い。

坂田氏「私たちは「問い」を設定するプロフェッショナルです。鳥取県の中小企業が抱えている悩みを聞き、課題を抽出する。それをユーザへ投げかけるお題へと変えることで商品を作っていきます。中小企業は接点がないため、生活者がほしいものが把握できていないことが多い。このミスマッチを埋めていく、接点のリデザインをBlabo!で行えればと思います。」

今回、「とっとりとプロジェクト」でアイデアを募集するのは7社の商品。アイデアの募集期間は2014年8月25日~2014年12月末を予定している。

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