福岡市が打ち出した創業拠点としてのスタートアップカフェ事業、TSUTAYAなどを運営するCCCが委託先として採択

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Image by choo chin nian on Flickr

<ピックアップ>福岡市 「創業拠点(スタートアップカフェ)形成業務」委託候補先の決定について

創業特区として市長自ら積極的に取り組んでいる福岡市。法人税の引き下げやスタートアップカフェの運営などを行う、と以前ご紹介しましたが、そのスタートカフェの運営を行う事業者が決まりました。事業者は、TSUTAYAなどを運営するCCC(カルチャーコンビニエンスクラブ)が採択されました。

CCCと言えば、佐賀県武雄図書館の企画・運営を行っていることでも有名で、積極的に市や行政との連携を図っています。

今回のスタートアップカフェは、福岡市の中心地で一日平均300人以上が集客でき、飲食や起業関連の書籍が閲覧できるコーナー、スタートアップ支援団体によるセミナーや勉強会、ワークショップなどが行えるスペースを有することが場所の条件となっています。また、他にも、情報提供や起業相談、交流機能、人材確保支援事業などが盛り込まれており、通常のカフェ事業プラスこうした人材育成や窓口としての機能が求められています。

また、カフェにはコーディネーターとしての人材も求められるなど、スタートアップコミュニティのマネージャー的な存在も必要となっており、ここに誰が就任するのかも期待したいですね。他にも、今回のスタートカフェ事業の内容をご覧になりたい方は、こちらを参照ください。

福岡市が打ち出した創業特区としての取り組みが次第に形になり始めてきた中、できたあとの運用や実績が今後は求められてきそうです。

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