“色”で選ぶキュレーション・コマース「IROYA」がニッセイ・キャピタルなどから資金調達、Webマガジンを公開

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“色”をコンセプトにしたキュレーション・コマース「IROYA(いろや)」。Eコマースと、原宿のキャットストリートに構える店舗には、毎月のテーマカラーに沿った商品が展開されます。斬新なコンセプトが支持され、店舗のコンバージョンは20%。約4ヶ月でプラットフォーム上の商材の流通総額は数千万円に到達しています。

同社代表の大野敬太氏は、過去4ヶ月を振り返ってこう話します。

「色でセレクトすることで、ブランドやシーズン、トレンドといった従来の買い方にとらわれない買い方が生まれます。過去4ヶ月に最も売れたのは、グリーンでした。特にファッション業界全体のトレンドとしてグリーンが人気だったわけではないので、今後はここのなぜ?を解明していきたいと思っています」

資金調達とWebマガジンの公開

IROYA-web-magazineそんなIROYAが、ニッセイ・キャピタルを割当先とした資金調達を発表しました。調達額などの詳細は非公開。キュレーション機能の強化や、エンタープライズ向け機能の開発などに取り組んでいく予定です。

また、本日、色に特化したWebマガジン「IROYA MAGAZINE」を公開しました。IROYA MAGAZINEの編集長には、アートからテクノロジーまで幅広い分野に造詣が深い西條鉄太郎氏が参画。

「色×○○」をテーマに、ファッションや文学、音楽、デザインなど日常生活に溢れる色の魅力について各分野の専門家やライターが独自記事を配信していきます。記事には、実際にIROYAで購入可能な商品を扱ったものもあり、メディアと店舗のシームレスな連携を実現していくと言います。

取締役に水野貴明氏と奥田透也氏が参画

代表の大野氏は、アパレルやEC業界、起業やVCなど多彩な経験の持ち主。そこに、今年6月新たに加わったのが、はてな、バイドゥ、DeNAなどでキャリアを積んできた水野貴明氏。また、社外取締役には、tha ltd.を経て昭和機電を設立したインタフェースデザイナーの奥田透也氏が就任しました。

強力なチームをたずさえて、色ベースの購買という斬新な切り口と、オンライン・オフラインの両輪を持つIROYAが今後どう展開していくのか。今後も次々に仕掛けていくようなので、追いかけたいと思います。

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