名刺管理サービスのSansanがシンガポールでローンチ、東南アジアでの英語版サービス展開を加速

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

名刺管理サービスの Sansan は今日、シンガポールでのサービスの正式ローンチを発表した。英語圏でのサービスの立ち上げとしては、今年5月末のアメリカでのローンチに続いて2カ国目の展開となる。

Sansan は名刺をスキャンすることで、社内で容易に顧客管理環境を構築できるクラウドサービスだ。アメリカでのサービスローンチ以降、同社には特にアジア地域からサービスのローンチに対する問合せが相次ぎ、これを受けて7月からベータ版をシンガポールでローンチしていた。過去約2ヶ月間におよぶ英語版の運用の中で、同社はアメリカやシンガポールから、300社以上の企業ユーザを獲得している。

SanSan CEO の寺田親弘(ちかひろ)氏は、今回のシンガポール進出について、次のようにコメントしている。

今後3ヶ月で、100社以上の顧客を獲得することが目標だ。インド、インドネシア、フィリピン、オーストラリア、香港などの英語圏にも進出したいと考えている。

同社は2007年6月に設立され、同年9月から Sansan は日本国内で企業向けに Sansan(旧称:Link Knowledge)を提供してきた。同社は約6年半を要して日本国内で2,000社のユーザを獲得してきたわけだが、アメリカとシンガポールでは約2ヶ月間で300社を獲得しているので、単純計算でも6倍の速さで顧客獲得できていることになる。この顧客獲得のスピードを見る限り、むしろ、日本国外の方が商機の大きなサービスなのかもしれない。

Sansan は企業向けに有料名刺管理サービスを提供する一方、個人向けには Eight というフリーミアムの名刺管理サービスを提供している。

Sansan は今年5月、国際ビジネス展開を目的として、DCM、日本経済新聞デジタルメディア、産業革新機構、環境エネルギー投資、GMO Venture Partners から14.6億円を調達した。彼らの素晴らしい眺めのオフィスは最近、日本経済新聞社とニューオフィス推進協会から、その革新的なデザインに対して賞を与えられた。

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