電子ペーパーを活用した柄が変わる文字盤ベルト一体型ウォッチ「FES Watch」はファッションのデジタル化に挑む第一歩

Junya Mori by Junya Mori on 2014.9.8

feswatch

サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営するクラウドファンディングサイト「Makuake」にユニークな時計を作るためのプロジェクトが掲載された。

Fashion Entertainmentsが開発する「FES Watch」は、素材に電子ペーパーを使用しており、文字盤とベルトの柄がボタンやユーザのアクションで変えられるという、最近話題となっているスマートウォッチとはまた異なるデジタルな腕時計だ。

その日のファッションに合わせて柄を変えたり、外出先でも柄を変えることが可能となっている。変えられる柄の種類は、組み合わせによって全部で24種類。本当はより多くの柄も用意可能だそうだが、今回は腕時計ということで1日の時間である「24」に合わせたという。

この「FES Watch」のデザインコンセプトは、デザインファーム「nendo」出身のデザイナーたちが立ち上げたデザインファーム「TAKT PROJECT」と共に設計されたもの。

「FES Watch」の特徴

「FES Watch」の特徴は大きく分けてスキンチェンジ機能とウォッチアクション機能の2つだ。スキンチェンジ機能は、リューズ部を操作することで、時計を見る動作をした際に浮かび上がる柄を変えることができるというもの。「FES Watch」は通常時は、時刻表示のない無地の状態。ユーザが時計を見る動作をすると、文字盤とベルトの柄が変わって時刻が浮かび上がるというのがウォッチアクション機能だ。

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ウォッチアクション機能には加速度センサーを用いている。電池にはボタン電池を使用しており少なくとも3ヶ月、1年も狙えるのではとプロジェクトチームでは考えているそうだ。他のデジタルウォッチと比較して薄い状態に仕上るという。素材として活用されている電子ペーパーは、15Vの電圧をかければ色が変化する。電圧を一度かけると色が変化し、アクセサリーへの転用なども考えられるという。

クリエイターなど様々な人々とのコラボ

今回の「FES Watch」は第一弾。電子ペーパーはメガネや靴などへの応用も考えられ、今後、電子ペーパーを活用して様々なファッションアイテムを開発していく予定だ。彼らはクリエイターや色々なところとコラボしてプロジェクトをしていきたい、みんなで作っていこうという考え方をしている。今回の「Makuake」でのクラウドファンディングも、いろいろな人の力を借りたいという想いをもって臨んでいる。

素材を使っていろいろなファッションの可能性を模索していくために、ワークショップなども開催していく予定だ。このワークショップへの参加券はリターンにも設定してある。彼らはハンドメイドマーケットプレイスなどに出品しているクリエイターの発想を取り入れ、デジタルなファッションの楽しみ方を開発していくつもりだという。

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Fashion Entertainmentsのプロジェクトリーダー、杉上氏は、

「デジタルなファッションは便利さが注目されがちです。私達は便利さではなく、楽しさ、嬉しさなどを追求していきたいと思っています。電子ペーパーについては、今後さらに質感を追い求めたい。

私達は今「新しい紙」として作られたものを、「布」として使おうとしています。布としての活用が盛んになれば、布に合わせた開発がなされるはず。

ファッションの可能性を広げていくためにも、プロジェクトを通じて「こういう使い方があるんだよ」ということを示していきたい。」

とプロジェクトにかける想いを語ってくれた。「FES Watch」のプロジェクトはこちらのページから支援することができる。目標金額は200万円。9月26日までプロジェクトは掲載される。

プロダクトのコンセプトムービーは以下からどうぞ。


http://youtu.be/rdWQQjmsuTo

Junya Mori

Junya Mori

モリジュンヤ。2012年に「Startup Dating」に参画し、『THE BRIDGE』では編集記者として日本のスタートアップシーンを中心に取材。スタートアップの変革を生み出す力、テクノロジーの可能性を伝えている。 BlogTwitterFacebookGoogle+

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