受講者数5,000人の市民大学「自由大学」が、新たに起業のABCが学べる「創業スクール」を開講

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Freedom-University

廃校をリノベーションした「世田谷ものづくり学校」をキャンパスに、2009年に開講した学びの場「自由大学」。「大きく学び、自由に生きる」をテーマに、100種類以上の講義を提供し、受講者数はのべ5,000人を超える市民大学です。

そんな自由大学が、新たに「自由大学クリエイティブ創業スクール」を開講します。創業スクールは、起業のための会計や資金調達にまつわる知識、ビジネスプランの作成に至るまで、起業する際に必要となるさまざまな知識をワークショップを交えた形で提供するもの。

創業スクールのコースは、ベーシックコース(12コマ)、第二創業再チャレンジコース(8コマ)、女性起業家コース(12コマ)の3種類。自由大学は地域創業促進支援事業に認定されており、12コマのコースが税込みで10,800円、8コマのコースが5,400円と非常にリーズナブルな価格で受講できます。

The Bridgeでもチャレンジする女性へのインタビューをご紹介していますが、自由大学の女性起業家コースでは、あらゆる分野で挑戦する方が講師として登場する予定。例えば、第2回「Girls, be ambitious」では、革小物のブランドを10年続けている「aging」の内藤めぐみさんが講師を勤めます。

女性起業家コースを開設する目的について、キュレーターで自由大学学長である和泉里佳さんはこう話します。

「自由大学を運営する中で、また、私自身も子育てをする中で、子育てやその他の理由でフルタイムでは働きづらいものの、パワーやアイデアを持て余している女性が多いことに気づきました。その力をもっと生かすための学びの場をつくりたい。そんな思いに駆られて、今回、中小企業庁の委託事業としてその場が実現することができました」

自由大学の授業の面白さは、なんといってもバラエティに富んだ講師群とその講義内容。

第4回の「アイデアをかたちにする方法」では、体験をギフトとして贈ることができるソウ・エクスペリエンスの西村琢氏が講師を担当。同社は実験的に子連れ出勤も行っており、ビジネスのみならず現代ならではの仕事のあり方や働き方を学ぶ機会にもなりそうです。

また、第10回「いろいろな支援制度を味方につけよう」では、三宿商店会をつくり、1万以上を動員する「世田谷パン祭り」の事務局を手掛けるハンカチ専門店「H TOKYO」の間中伸也氏が登壇します。

新しい働き方を模索したい。日常で不便に感じたことを解決するサービスをつくりたい。自由大学の創業スクールでは、起業にまつわる具体的なノウハウはもちろん、多角的なアプローチで起業への準備を進めることができるのではないでしょうか。

 

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