The Bridgeでも追い続けているフリマアプリ「メルカリ」。今年7月頭には月間流通額が10億円を超え、また同月末にはデザインをリニューアルし、ダウンロード数が400万に到達したことをお伝えしました。
同社は本日、メルカリのダウンロード数が500万件を突破したことを発表しました。月間流通金額は、わずか2ヶ月ほどで10億円から数十億円規模にまで成長。リリース当初は女性ファッションアイテムなどが多かった出品カテゴリーも、現在では雑貨やメンズファッション、キッズ・ベビー用品など広がりを見せています。1日に新規に出品されるアイテム数は10万品以上だと言います。
また、メルカリといえば気になるのが米国進出。今年3月にサンフランシスコに子会社を設立し、9月12日(現地時間)にはiOSとAndroidでアプリを正式にローンチしました。本リリース前のテスト段階から現地ユーザーなどのフィードバックを反映してローカライズし、すでに1日の出品数は数千品を超えています。
米国のセカンド・ハンド市場(二次または中古)のプレーヤーはさまざま。安定して定着しているのは1995年に始まった地域特化型ネット版3行広告の「Craigslist」かもしれません。ただ、使い勝手やスマホ対応という点では大いに改善の余地あり。また、不要になったモノを簡単に出品できるとして始まった「Yardsellr」はサービスを閉鎖していて、超絶シンプルな出品体験が売りだった「Sold」もDropboxに“Acquihire”(人欲しさの買収)されています。
バーコードスキャナーとして始まった「ShopSavvy」は2012月頭にユーザー間でアイテムを売買できるマーケットプレイス「SavvyListings」を始めていますが、現在の調子は不明。ShopSavvyのユーザー数は当時で2,000万人でした。もともとバーコードスキャンの技術を売りにしていたため、スキャンすることで出品物の詳細入力の手間を省き、簡単に出品できるというのが売りだった模様。
というわけで、セカンドハンドを扱うスマホアプリとしては、まだまだメルカリにもチャンスがあると言えそうです。今後どんな展開を見せてくるのか、楽しみです。
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