ピーター・ティール氏が示唆する投資トレンド「アトム」とは

by Takeshi Hirano Takeshi Hirano on 2014.9.12

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credit: Heisenberg Media via FindCC

<ピックアップ> VC Peter Thiel: You can either invest in ‘bits’ or ‘atoms’

4万8000人もフォロワーがいながら、初めてTwitterを使ったのが書籍の宣伝だった、という伝説の起業家/投資家のピーター・ティール氏ですが、先日開催されたTechCrunch Disruptに登壇されて今後の投資トレンドについて語っておられました。

ありがたいお告げの内容はタイトル通り「投資先としてはビット(データ系)の他にアトム(物理世界)も考えましょう」という主旨のもので、そうです、もうちょっと物理的なビジネス、例えばInternet of Things方面なんかはまさにその候補のひとつでもありますが、そちらに明るい光が差し込んでいるぞ、というメッセージになっていると感じました。

例えばデジタルヘルス部門を取り上げてビットとアトムの比較を比喩的にこう話したようです。「ある会社はビッグデータを駆使してアルツハイマーを「予測する」サービスを作っており、もうひとつの会社はアルツハイマーを「治す」挑戦をしている。前者はビット的な会社で、後者はアトムである」と。

データを駆使するビジネスと言えば、記事中にもありますが、ピーター・ティール氏が初期投資家として参加したfacebookが代表例です。ただ、デジタルワールドの新規サービスは徐々にネタ切れになりつつあり、最近では話題の中心はUberやAirbnbなど、どちらかというと物理的なものが多くなってきています。

まだ私手に取れてないのですが、この考え方は彼の新刊「Zero to One」の重要なコンセプトのひとつにもなっているそうです。

最近、投資系の方と国内のトレンドを振り返ることがあるのですが、ざっくりと「2000年インターネット、2007年ガラケー&ソーシャル、2014年スマホシフト」という7年周期説が自然と浮かび上がってきており、次の2021年、つまりそうです、東京オリンピックの頃には「次のビッグウェーブ」がやってくるだろうという予測があるんですね。

その時、大きなシフトチェンジの話題になっているのが「アトム」、つまり物理世界での出来事だ、というのは自然かもしれません。今からInternet of Things方面の仕込みに入ってる投資系の話題を取材しつつ、その日を待ちたいと思います。

via VentureBeat

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