スマートトイ「Moff Band」が満を持して本日より正式発売開始!

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Moffが提供するiPhoneやiPadと連動し、腕の動きに合わせて様々な音を出すスマートなおもちゃ「Moff Band(モフバンド)」が、本日10月15日より正式発売される。購入の申し込みは公式サイトから可能となっている。

「Moff Band」は今年の春、米国のクラウドファンディングサイト「Kickstarter(キックスターター)」で目標金額をわずか48時間で達成。最終的には、日本、海外を合計して1,100人以上の支援者から、目標の約4倍の支援額8万ドル近くを獲得した。

9月の中旬にはKickstarterの支援者向けに発送を開始し、7月に予約受付を開始。国内においては10月15日から発送を予定していた。Kickstarterの支援者向けに、実際にMoff Bandを届け、ユーザから得られたフィードバックを参考に改良を行い、今回、遂に正式発売を迎えた。

子供達が遊ぶ姿

ユーザから得られたフィードバックは、

「電池のことは沢山の方が触れられると思いますが、やはり、電池交換が難しいこと、分かり辛いことが課題かと思います。」

「動きに対する音のバリエーションが少ないのですぐに飽きそうです。センサーが動きの種類をあまり区別してくれていないように感じました。」

といったものだったという。Moffは、こうしたフィードバックを反映し、正式発売に向けて、改良を進めてきた。電池装着方法を含めた使い方の説明強化(下記映像)を行うとともに、今後、アプリのアップデートを通じて、ソフトウェアの改良、新しい遊び方や音のバリエーションがどんどん追加されていく予定だ。



プロダクト自体の改善はもちろんだが、「Moff Band」はソフトウェアの改善によって新たな体験の提供が可能であることや音の種類が増えることによって、体験を豊かにしていくことができることが特徴のひとつ。今後も、ユーザからのフィードバックを参考に、新たな体験を生み出していくのではないだろうか。

筆者が「Moff Band」を最初に目にしたのは、指輪型ウェアラブルデバイス「Ring」が優勝した第6回SF JapanNightセミファイナルの舞台だった。今から振り返れば、この時期はいくつかハードウェアスタートアップがピッチの舞台に立ち始めたタイミングだ。当時、「Moff Band」はウェアラブルタイプではなく、手に持つ道具に装着することで音を出す形式だった。

そのことから考えても、「Moff Band」という”体験”はまだまだ発展途上なのだろう。プロトタイプ段階から、1年ほどの期間で正式発売までこぎつけた「Moff Band」。正式発売を迎え、今後どのように進化していくのかが楽しみだ。

ちなみに、Moff代表の高萩昭範氏は、来週全米玩具協会がスポンサーをしている「Digital Kids Summit」にパネリストの1人として登壇する予定となっている。



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