ハンドメイド商品のC2Cマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」がiOSアプリをリリース

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ハンドメイド商品のC2Cマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」を運営するクリーマは昨日、Creema の iOS アプリをリリースしたと発表した。同社は今年6月に、KDDI Open Innovation Fund から1億円を資金調達しており、今回のアプリリリースは、この資金を使ったモバイルユーザのアクセシビリティ向上を意図したものだ。

Creema は2010年のサービス開始以降、出品点数は65万点以上、月間訪問ユーザ数は200万人を突破。先の資金調達に際しての KDDI との提携から5ヶ月が経過した現在、月間流通総額がそれ以前の2倍以上に達するなど、順調な成長を見せている。メルカリFril などのC2Cフリマアプリとの差別化という観点からは、Creema はハンドメイド商品が対象であるため、掲出されている商品に加えて、購入希望者が製作者とコミュニケーションをし、オーダーメイドのデザインを依頼できる点が挙げられるだろう。

今回リリースされているバージョンでは購入希望者が商品を閲覧・購入することができるが、今月中旬にリリースされる次期バージョンで、商品の製作者が出品できる機能も追加される予定だ。

この分野では先ごろ、Infinity Venture Partners が出資する台湾のハンドメイド・マーケットプレイス Pinkoi が日本に進出を果たしており、台湾本国とは異なり、日本では特にモバイル先行のマーケティング戦略をとる意向を明らかにしている。Pinkoi には Android および iOS 向けにアプリがリリースされているが、Creema がiOSアプリをリリースしたことで、迎えるクリーマ側にも臨戦態勢が整ったと理解することができるだろう。

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