<ピックアップ記事>Every Company Needs A Chief Digital Officer
CDO(チーフデジタルオフィサー)という言葉を聞いたことはあるでしょうか。新しいデジタルテクノロジーが多く登場している中、CDOという役職に対する需要が高まっているようです。今回、CDOの重要性に関して書かれた記事があったのでご紹介します。
CDOの説明として、具体的に2つの説明が記事内でされています。1つ目として、ウェブやモバイルなど、様々な選択肢がある中、どのデジタルテクノロジーを使えば最善の形で各製品及びサービスを届けられるのかを判断できる人がCDOに当たると述べられています。言い換えれば、どのデジタルチャンネルを選択すれば、効果的にターゲット層に届き、最高のユーザーエクスペリエンスを届けられるのか、ということに対して明確な回答を持っているのがCDOと言えます。
記事内の例を挙げます。例えばある企業がカンファレンスなどの大規模のイベントを開催したとします。その際フォローアップをして、来場したオーディエンス達とイベント後も継続的に関係を築こうと何か施策を考えようとしたとしましょう。
CDOはこのような場合に、前述の通りモバイルやウェブなどの選択肢があるなか、どのデジタルチャンネルを使えば効果的なフォローアップが出来るかを指示できるのです。そのため、CDOは特定のデジタルチャンネルを選択し、施策を実行するというデジタル戦略に長けている人だとも記事は述べています。
2つ目として、各デジタルテクノロジーに対しての考えを明確化し、企業のビジョンレベルにまで昇華できる人材がCDOと書かれています。言うなれば、変化の激しいデジタルテクノロジー分野に対してどのように対応するのかを組織レベルで考えるという姿勢を企業に根付かせることができるのがCDOと言えるでしょう。
ここまでCDOの簡単な説明をしてきましたが、確かにこのデータによるとCDOの需要は高まってきています。具体的に数値を述べると、2013年度のCDOポジション数は約500ですが、2014年度には1500に到達するとあります。実際にピックアップ記事ではLinkedinには1300のCDOポジションがあると書かれている点から、2013年度と比べると需要は約3倍になったと言えるでしょう。
新しいテクノロジーが出てくると共に、いままではなかった全く新しい職種が求められることと思われます。今回のCDOもその1つです。これからは職種に関してのトレンドもしっかりと抑え、自社に取り込んでいける企業が長く生き残り、評価される時代になるかもしれません。
Via TechCrunch
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