グローバル・ブレインが指輪型ウエアラブルデバイス「OZON(オズオン)」を開発する16Labに出資

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東京のスタートアップ向けVCであるグローバル・ブレインは26日、指輪型ウエアラブルデバイス「OZON(オズオン)」を開発する 16Lab(ジュウロクラボ)に出資したと発表した。なお、出資額や出資比率は明らかにされていない。

OZON は指先にまとうことで、スマートフォンやタブレット、カメラ、テレビや照明といった各種製品をジェスチャーでコントロールすることができる。16Lab にはエストニア、スペインなど世界中から開発者が参加しており、アルプス電気をはじめ、半導体メーカー、バッテリーメーカー、特殊化学メーカーなどが参画するオープンイノベーションの形で製品開発をしている。

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OZON のデザインは世界の3大デザイン賞などの受賞歴を持つ田子學氏(MTDO Inc.)が監修、第1世代製品を2015年夏を目処に世界8カ国で出荷開始することを目指している。

CEATEC 2014 や Any Tokyo でもプロトタイプが展示され話題を呼んだが、使い勝手や品質を極限まで追求したところ、OZON に搭載された各種センサーや部品はすべて純日本製なのだそうだ。ハードウェア・スタートアップにとっては、少ないリソースで製品の信頼性をどこまで高めるかは大きな課題であるため、この分野を得意とする規模の大きなメーカー企業と手を組むことは意義深い。

言うまでもなく、この分野には、すでに出荷販売を開始しているログバーの Ring が競合として存在する。OZON のプロダクトに触れられる機会があれば、Ring と OZON の日本製二大指輪型デバイスの体験比較を企画してみたい。

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