建築業界における情報の透明化を目指し、シェルフィーがEast Venturesから数千万円規模の資金調達を実施

by Junya Mori Junya Mori on 2014.11.28

左から、East Ventures フェロー大柴氏、シェルフィー代表呂 俊輝氏、East Venturesパートナー松山太河氏
左から、East Ventures フェロー大柴氏、シェルフィー代表呂 俊輝氏、East Venturesパートナー松山太河氏

内装デザイン会社のプラットフォーム「SHELFY」を運営するシェルフィーは、本日11月28日(金)、East Venturesを引受先とする第三者割当増資の実施を発表した。金額は非公開となっているが、数千万円規模だという。

今年の7月にリリースした「SHELFY」は新しく店舗を構える、もしくは改装したいオーナーと内装デザイン会社をマッチングさせるプラットフォームだ。

shelfy

「SHELFY」ではウェブ上でコンペの開催ができ、店舗オーナーは数社のデザイン会社から見積もりとった上で比較検討が可能になる。リリースから約5ヶ月が経過し、開始前に想定していたよりも市場のニーズがあることがわかってきたと呂氏は語る。

飲食店舗において売上に関わる変数には内装と食べ物の質などが挙げられる。店舗オーナーたちの間では、内装のデザインには投資した分だけリターンがあるという認識が広がっているそうだ。

呂氏「案件の面積規模は40〜60坪くらいが多いですね。内装費の予算は幅広く、マージンをとっているシェルフィーの取り分が10万〜100万円となることもあります。

最初は規模を大きくすることを目指して、とにかく多くの店舗オーナーと内装デザイン会社を獲得する予定でしたが、今後は双方とも厳選しながら数を増やしていきます。」

案件のマッチングをスムーズに実現するために、店舗オーナーと内装デザイン会社はある程度選ぶ必要があることがわかってきたという。デザイン会社は実力のあるところだけにし、コンペは開催したものの、発注しないような冷やかしをするオーナーを遠ざけるためだ。

すでに売上が立ち始めていることは、出資する側にとってはプラスの要因のひとつ。地道ではあるが、見通しが立てやすい。もちろん、今回の出資が決まったのはそれだけが理由ではない。

松山氏「呂さんはタイプ的にこうしたビジネスが向いていると思います。タフで生命力があるタイプ。リアルビジネスをオンラインで置き換えるのはかなり体力が必要なので、タフじゃないといけない。

今後、こうした衣食住に関わる、リアル世界を良くしていくスタートアップには積極的に投資できたらと思っています」

オンラインだけで完結するサービスではなく、リアルな世界の課題を解決しようというスタートアップが登場してきている。シェルフィーが目指したのは内装デザインなどにかかる費用の適正化だ。

シェルフィーのように既存の業界の課題に着目し、解決を目指すプレイヤーが増えていけば、社会はより便利になるのではないだろうか。

現在、「SHELFY」は関東を中心に展開している。シェルフィーの調べでは、関東圏では年に約6000店舗が新たにオープンしているという。「SHELFY」ではまずはこのうちの2割の獲得を狙っていく。1年後には月単位で100件が契約が成立する状態を目指す。

今後、シェルフィーはオンライン面に注力していく。今回調達した資金はそのための人材の採用に充てられる。

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