Xiaomi(小米)の企業買収リスト

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XIAOMILOGO

Xiaomi(小米)が金融機関から10億米ドルの借り入れを行ったことで、同社の買収が注目を浴びているとWall Street Journalが伝えた。また、Financial Timesによれば、同社は資金調達の新たなラウンドにおいて15億米ドルを調達する。Xiaomiにとって金額は問題ではない。2012年6月に40億米ドルの評価額で2億1600万ドルの資金調達を発表し、2013年8月には100億米ドルの評価額でさらなる資金調達を行うと発表している。

Xiaomiとその投資子会社、およびXiaomiのCEO自身も、これまでにスマートガジェットメーカーから新規株式公開前の企業に至るまで、様々な中国のテクノロジー企業に対し投資や買収を行ってきた。そして最近、同社は財力を見せつけるかのようにさらなる買いあさりを開始した。

デザインスタジオ

情報筋がTechNodeに語ったところによれば、Xiaomiは自社のハードウェア製品およびカスタム内臓Androidシステムのデザインの多くを手掛けるRIGO Designを買収した。

XiaomiのCEOであるLei Jun(雷軍)氏が設立したベンチャーキャピタルファンドShunwei(順為)はRIGO Designのエンジェル投資家であり、RIGO DesignはかつてMicrosoftのUX責任者であったRobin Zhu氏によって2009年に設立されている。

複数のローカルメディアの報告によると、Red Miフォン(紅米手機)Xiaomiのスマートテレビ(小米電視)、そしてMIUIシステムの2つの最新版はこのデザインスタジオで開発されている。

Xiaomiの最新フラッグシップフォン、タブレット、プロモーション用の資料やCEOのプレゼンテーションはAppleにそっくりだと非難されている。XiaomiのためだけにRIGOがRed Miを開発したと伝えたローカルメディアの内容がもし正しければ、買収効果の一つとして、Xiaomiの次のフラッグシップフォンはおそらくiPhone 6には似ていないことになる。

携帯電話用チップ

上海に拠点を置き、SoCの開発を手掛けるLeadcore Technology(連芯科技)が、Beijing Pine Cone Electronics(北京松果電子、直訳)と合弁事業を立ち上げたことを親会社であるDatang Groupが発表している。Beijing Pine Coneの経営陣の2名はXiaomiの従業員であることから、合弁事業はXiaomiに関係しているとSina Tech(記事は中国語)は伝えている。

Leadcore Technologyは、親会社のDatang Group(大唐集団)が主として中国向けに考案した3G規格の知的財産権を保有しているため、TD-SCDMA用チップを得意としている。Datangによると、同社はTD-SCDMAを発展させたTD-LTEも開発しており、ITU-Tが定める4Gの国際規格にも採用されている。

中国では通信大手のChina Mobile(中国移動)が唯一TDを採用している。同社が、3Gの国際規格を採用したChina Unicom(中国連通)やChina Telecom(中国電信)よりiPhoneの販売開始時期が遅くなった大きな理由はそこにある。もちろんXiaomiは大勢いるChina Mobile加入者の獲得を狙っている。

マッピング

マッピングサービスを手掛ける中国のCareland(凱立徳)は、Xiaomiの子会社Tianjin Jinxing Investment(天津金星投資、直訳)とJinxingの100%子会社の2社に対し、8400万元(約1400万米ドル)相当の株式を売却したことを昨日発表した。

マッピングやロケーションベースのサービスはどのインターネット関連企業にとってもますます重要になっている。中国で最も大きなマッピングサービスを提供しているAutoNavi(高徳)やNavInfo(四維図新)は、Alibaba Group(阿里巴巴集団)に買収されTencent(騰訊)がそれぞれに出資している。

ビデオコンテンツ

Xiaomiは自社ハードウェア製品で閲覧できるオンラインビデオやその他のデジタルコンテンツの統括責任者として、ニュースポータルSina(新浪)で以前編集長を務めていたChen Tong(陳彤)氏を最近迎え入れたばかりだが、今後も数十億米ドルもしくはそれ以上の資金をコンテンツに投入していく予定だという。中国のビデオ配信大手Youku-Tudou(優酷ー土豆)とBaidu(百度)のオンラインビデオサービスを提供するiQiyi(愛奇芸)に対し、Xiaomiが出資するとの噂が昨日から広まっていると、ローカルメディアプラットフォームのHuxiu(虎嗅、内容は中国語)が伝えている。

【原文】

【via Technode】 @technodechina

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