シンガポールの短編映画プラットフォーム「Viddsee」がiOSアプリをリリース

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Viddseeのウェブサイト。今週末に表彰式が行われる、日本のTBSの映像コンテスト「DigiCon6」とも連携。

シンガポールのスタートアップ Viddsee は、アジアの短編映画を紹介するオンライン・プラットフォームだ。同社は今日、iOS 向けのアプリをローンチした。ここから無料でダウンロードすることができる。

同社は2013年2月、シンガポール政府のスタートアップ支援機関の一つである ACE Singapore から支援金として4万ドル(米ドル)を手に入れ、これまで短編映画のポータルサイトを開発してきた。今年2月には、日本の慶応大学メディアデザイン研究科(KMD)との提携、4月には視聴ユーザ数500万人の突破を発表している。

今回の iOS アプリでは、週単位で人気のある短編映画をキュレートし、ユーザが短編映画を簡単に選んで閲覧できるようにしている。また、オフラインでも動作するキュー機能を搭載、WiFi が使えないところにいても視聴予約でき、WiFi が使えるようになった時点で自動的に動画をダウンロード、後からスムーズな視聴できるユーザ・エクスペリエンスを提供する。

Viddsee の短編映画は、テレビの前に座って鑑賞するような種類のものではない。ネット向けの動画であり、ポケットやハンドバッグにしまっておける種類のものだ。(中略)ネット動画はエンターテイメントの未来形であり、Viddsee がこの進歩の一部にいることを誇りに思う。(Viddsee 共同創業者 Ho Jia Jian 氏)

オフラインで動作するキュー機能は、ユーザの要望に配慮したものだ。高品質な短編映画を観に来るユーザの40%以上がアジアからのアクセスだ。したがって、データの接続やアクセスに制約があるモバイルユーザに向けて、このアプリを設計した。(Viddsee 共同創業者 Derek Tan 氏)

短編映画は、日本でも地下鉄での移動中や、喫茶店などでのちょっとした休憩の合間に、都合のよいコンテンツになるだろう。ラップトップよりもモバイルでインターネット・アクセスが多い東南アジアでは、今回の iOS アプリの発表により、Viddsee の爆発的なユーザ増加が期待される。

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