WeChat(微信)がMojiMeをローンチ、スタンプに自分の顔を挿入可能に

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MojiMeでセルフィー(自分撮り)をスタンプに挿入、果たして流行る?

Tencentの答えは「イエス」だ。

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WeChat(微信)は本日「新たな社会的大流行」になってほしいと願うアプリをローンチした。カスタマイズできる楽しいスタンプアプリMojiMeだ。MojiMeはキュートなスタンプにユーザが自分の顔を挿入してWeChatで友だちとシェアできる。

Tencent(騰訊)が運営するこのメッセージングプラットフォームは利用者が増大しているセルフィー・スタンプ市場で差別化を図ろうとしている。

中国の一企業として、Tencentはアジアにおけるスタンプの人気に着目しつつある。同時に、MojiMeのリリースはTencentがセルフィー市場に参入したことを意味する。公式コメントによると「セルフィーに取って代わる」という。

「WeChatで、私たちは人々の繋がりやコミニュケーションの従来の形を次のレベルに引き上げようと努力しています」とTencent国際ビジネスグループバイスプレジデントのPoshu Yeung氏はe27に語っている。

「私たちにとってモバイル普及率が109%を達する東南アジアは、最重要マーケットの一つです。ユーザは新しくより良いコミュニケーション手段を絶えず探して求めています。MojiMeの導入により、私たちはアニメスタンプを使って自分なりの方法で気持ちを表現する新たなコミュニケーション手段をユーザに提供できたと思っています」と彼は付け加えた。

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差別化することも重要になり始めているが、小規模な開発業者は独自のアイディアでユーザの引き離しにかかっているので、飽きられないよう、古いコンセプトに新たなひねりを加えることがこれまでよりも大事になっている。

ちょうど先週、自分の写真にバーチャル3Dのパターンを組み合わせる、ちょっとひねりを効かせたセルフィーアプリのSelfitのローンチに関して、e27が独占的に伝えている。

WeChatは、「Moments(モーメンツ/微信朋友圈)」をクリック・シェアすることでカスタマイズされたスタンプを使って友人がもぐら叩き風のゲームに参加できるよう、MojiMeのゲーム化をも視野に入れている。モーメンツはユーザが最新情報やコンテンツをシェアする時に利用するWeChatウォールのフィードの名称だ。

スタンプの種類は以下の通りだ。サプライズ、テレビドラマ、ホラー映画、キュートな女の子、MoMoやラビット、王子様やお姫様、Mr Coolやパンダ、ラブストーリーや「いつまでも親友でいよう」的なもの。WeChatによると、MojiMeは常にアップデートされ新しいものが選べる予定だ。

このアプリが新たな風穴を開けることに期待したい。小規模な開発業者と違い、4億3800万人のユーザを抱えるWeChatのエコシステムに効率的に組み込まれることで、幸先の良いスタートが切れる。

インドネシア、マレーシア、台湾、シンガポール、タイ、香港、フィリピン、南アフリカ、イタリアそして中国では、MojiMeのローンチ時点でiOSとAndroidの両方で利用できる予定だ。

【via e27】 @E27sg
【原文】

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