2015年中に10媒体を立ち上げるーーソーシャルリクルーティングがバーティカルメディア領域に注力

by Junya Mori Junya Mori on 2014.12.25

右:ソーシャルリクルーティングCEO春日博文氏、左:
右:ソーシャルリクルーティングCEO春日博文氏、左:同社CTO浦田祐輝氏

今年は「iemo」や「Mery」といったキュレーションメディアの動向が大きな注目を集めた。2社のあとに続き、特定の領域に特化したメディアを立ち上げてコンテンツを作成し、ユーザを集めようとする動きが各所で見られている。

ソーシャルリクルーティングもそんなプレイヤーのひとつだ。同社は本日、バーティカルメディア事業に注力し、2015年に複数のメディアを立ち上げることを発表した。ソーシャルリクルーティングは2011年創業、創業期にサムライインキュベートが出資、今年6月11日には金額は非公開だがグローバル・ブレインから出資を受けている。

careerpark

同社は、グローバルブレインから出資を受けたタイミングで発表していたバーティカルメディア事業の起ち上げを本格化する。ソーシャルリクルーティングは今年4月より仕事・キャリアに関するバーティカルメディア「CareerPark!」をリリースし、11月には旅行に関するバーティカルメディア「Tabimo」をリリースしている。

同社は「CareerPark!」の運営を通じて培ったノウハウを活用し、「Tabimo」を立ち上げた結果、「CareerPark!」よりも速く媒体を成長させられているという。媒体の運営のノウハウをストックし、各分野に特化したバーティカルなキュレーションメディアの立ち上げに活用していく。

tabimo

2015年中に立ち上げを予定している媒体は8〜10媒体ほど、とソーシャルリクルーティング代表取締役CEOの春日博文はコメントしている。現時点で立ち上げを予定している領域は、訪日観光、ヘルスケアなどだ。

人材系のサービスは、最近ではスマホシフトが進み、徐々に日常に入ってきているが、それでも基本的には非日常的なものだ。さらに、ソーシャルリクルーティングが強みを持っているのは新卒採用の領域。そのため、ユーザのライフサイクルが短いという課題があった。

春日氏「メディアを立ち上げる領域は、マーケットが人々にとって日常的に存在しているものにしていく予定です。テーマを絞り、特化型にすることでそこに集まるユーザの属性がわかりやすく、マッチングモデルに持っていきやすい。そのため、特化型メディアによって集客したユーザをベースに、マッチングビジネスの展開を視野に入れています」

ソーシャルリクルーティングは、中国人の採用支援を行う過程で、weiboやrenrenといった中国のソーシャルメディアを運用していたところ、ユーザは獲得できたものの売上が伸びないという状態に陥っていた。このときビジネスモデルを変える必要に直面し、獲得しているユーザの属性から、観光ビジネスがやりやすいのではと考えたことが今回のバーティカルメディア構想につながっているという。

ソーシャルリクルーティングはこれまで営業に強みを持った会社だったが、バーティカルメディア事業に注力していくために、開発の人材の採用を進めているという。2015年もメディア周りは色々な動きがありそうだ。

ニュースレターの購読について

毎日掲載される記事の更新情報やイベントに関する情報をお届けします!

----------[AD]----------