【海外】2014年資金調達ランキングトップ20

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credit: 401(K) 2013 via FindCC

<ピックアップ>The 20 Largest Tech Financings of 2014 Hauled in $8.5 Billion (Yes – Billion)

ピックアップ記事の「Yes – Billion(そう、十億ドル単位だ)」っていう見出しがシビれますね。

10億ドル、つまり為替で100円換算すれば1000億円、10円違うだけで100億円、1円で10億円違いますから、換算する側も気を使います。こちらのランキングは株式非公開企業の資金調達ランキング、未公開企業でこれだけ集められるんだったら株式市場っていうのは一体なんだろうと本当に思います。※以下、換算は面倒なのですべて100円にしてます。

企業データベースのCB Insightsが独自に調べたテクノロジー関連企業の資金調達ランキングですが、トップ(というかワンツーフィニッシュ)はみなさんご存知お騒がせUber。二度に渡る12億ドル(1200億円)調達で、12月には評価額が400億ドル(面倒なので100円換算で4兆円)と、株式公開が楽しみな数字になっております。(※初出時に1億2000万ドル/120億円と桁を間違えました。正しくは12億ドル/1200億円です)

次点のClouderaやPalantir Technologies、Dropboxなどのエンタープライズ、もしくはインフラ系の企業が成長と共に調達を必要とするのはなんとなく(あ、サーバーと回線いるのかな)という素人予想が立ちますが、マーケットプレースのAirBnBとかPinterest、Houzzなどはそもそも効率的なビジネスが魅力なわけで「まだカネが必要なんだ」とか、Magic Leapに至ってはモノが本当にできるのかわからないところに大金突っ込むのはさすがアメリカンなどと乾いた感想が溢れ出てまいります。

このランキングを見て「私たちは◉◉版Uberを作りますので評価額は…」などという誤った認識が広がらないことを切に祈っております。

via CB Insights – Blog

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