スクーと経済産業省がコンテンツ連携、クールジャパンについて参加型で学べる授業を開講

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オンラインコミュニケーション型動画学習サービス「schoo WEB-campus」を運営するスクーが、経済産業省商務情報政策局メディア・コンテンツ課と共同でコンテンツを作成することを発表した。2015 年 1 ⽉ 11 ⽇(⽇)20 時より「クールジャパンの現場に迫る」というテーマの議論型授業を⽣放送する。

「クールジャパン」に関する活動を実施している経済産業省 商務情報政策局 メディア・コンテンツ課が、クールジャパンは実際の現場でどのように実施されているのか?⽇本企業が今後も世界で戦い続けるためには何が必要なのか?といったことを、有識者と⼀緒に議論できる授業を行う。

スクーの強みはユーザとコミュニケーションをとりながら授業を進めていくインタラクティブ性にある。今回の授業では、⽣放送中にユーザの声をリアルタイムに集めるファシリテーターを、ジャーナリスト、メディアアクティビストの津⽥⼤介⽒が務める。

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筆者は同氏がモデレータを務めるイベントにいくつか参加したことがあるが、同氏はモデレートを行いながら、Twitterでオンラインのユーザの声を拾い、トークに反映させるといったオンラインを絡めたトークの進行をすることがあった。スクーの双方向型の授業の作り方とは相性が良いのではないだろうか。

授業は2回に分けて配信される。1限目では、経済産業省メディア・コンテンツ課係⻑の板橋優樹氏、クールジャパン機構 エグゼクティブディレクターの⻑井延裕氏、スマートエデュケーションCFOの⽇下部祐介氏や、東京のクリエイティブスポットを紹介する「100 Tokyo」を手がけたCINRAの代表杉浦太⼀氏が論客として登壇するという。2限目では、実際に⽇本のコンテンツを利⽤して海外進出プロジェクトを⾏った人物が登場し、ファシリテーターの津⽥⼤介氏が公開インタビューを⾏う。

スクーには今回の授業で、学ぶ機会の少ない議論の仕方を人々に学んでほしいという考えもあるという。クールジャパンのように、「名前はよく聞くけれど詳しく知っているわけではない」ことなどを議論形式で学べる授業が今後増えていけば、ユーザは様々なことへの理解を深めると同時に、議論の仕方について学ぶ機会を手にすることが可能になる。

スクーによる今回のような連携の促進と、オンラインでの新たな学習方法の開発に期待したい。

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