29歳が開発した貯金ができない人のためのソリューション「Digit」にGoogle Ventures等が出資

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<ピックアップ> A 29-year-old invented a painless way to save money, and Google’s buying into it

貯金できなくて困っている人は大勢いる。とある調査によると、先月、アメリカでお金に関する何かしらのストレスを感じた人は72%。連邦準備銀行によると、18歳から40歳までのアメリカ人の60%の2013年の貯蓄額はゼロ。また2014年、35歳以下の成人の貯蓄率はなんとマイナス2%だった。

こりゃ問題だということで立ち上がったのが、29歳の起業家 Ethan Bloch氏。銀行とやり取りするのが面倒で貯金ができないなら、自動的に貯金できるようにしてしまおうということで「Digit」というアプリを開発した。毎月自動で口座から貯蓄してくれる。

スタートアップにお金を預けるのは…という人もいるかもしれないけれど、連邦預金保険公社の保証つきで、口座は金融機関 Wells FargoとBofl Federal Bankのものだから安心。仮にDigitや老舗銀行が倒産したとしても、貯蓄の25万ドルまでは保証される。サービスの利用者は低中所得世帯が対象になるんだろうから、十分な金額かもしれない。

Digitの魅力は、そのアルゴリズム。口座の残高、翌月の収入や支出の傾向などから貯蓄額を割り出してくれる。例えば、仕事から解雇されてしまったとしたらその状況を踏まえた貯蓄額になる。将来的にはわからないけれど、今のところ利子はつかないそう。

5ヶ月におよぶベータ期間に貯蓄した金額は60万ドルで、現在の月間の貯蓄額は100万ドル。正式オープンは今週の木曜日。Digitは、昨年12月、シードラウンドでBaseline VenturesやGoogle Venturesなどから250万ドルを調達してる。

via. Business Insider

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