シェリル・サンドバーグ氏やLinkedInCEOも取り組む、女性のプログラミングやコンピュータサイエンス教育支援の理由

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Image by Sascha Kohlmann on Flickr
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<ピックアップ>Facebook, LinkedIn Join to Help Women in Tech | Inc.com

日本でも、女性の社会進出が言われているなか、アメリカでも、女性支援の動きはいろいろなところで起きています。そのなかでも、近年に多いのは、女性エンジニアなどのテック向けの教育プログラムを行うというもの。企業や大学や率先して取り組みはじめています。

そうした女性のプログラム教育やコンピュータサイエンス教育に、FacebookやLinkedInも大きな支援を行っています。Facebookは、社内のテック部門のうちの15%、全社員の31%が女性。LinkedInも社内のテック部門のうちの17%、全社員の39%が女性という、比較的高い女性の就業割合だそうです。

FacebookCOOのシェリル・サンドバーグ氏は、これまでにLearn inという女性支援の団体の活動を行っており、書籍もだすほどです。彼女いわく「世界の顧客のおおよそ半数は女性。世界のあらゆる多様な人達にサービスを届けるという意味でも、多様な人たちを支援していくのは企業として必要なこと」と語ります。

LinkedInのジェフ・ウェイナー氏も「企業のなかの製品は同じようなものになっていては意味がない。さまざまな製品をイノベイティブにするためにも社内にダイバーシティがあることは欠かせない」と語ります。

また、プログラミングを教えるということは、ただの技術習得だけではなく自身で問題に対して立ち向かい、自身の力で解決する能力にもつながります。いまだ男性社会なコンピュータサイエンスの分野において、女性支援を含めたダイバーシティを作り出すことは、大きな課題だと言えます。日本でも、こうした動きに呼応してさまざまな施策が、国や企業をあげてより求められうのではないでしょうか。

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