熱帯魚等を自宅で飼うと、えさだけでなく、水槽の水質、温度、照明の管理などとけっこう手間がかかるものだ。旅行に出かける際などは、自宅の水槽管理は心配ごとのひとつではないだろうか。
そんな水槽の管理のあれこれを外出先からリモートで行えるデバイスが開発されている。このたびKickstarterに登場したFishBitだ。
FishBitは、水槽に入れるモニター、器具を接続するコントローラーの2種のハードウェアと、アプリからなる。
モニターは水の中に入れてpH、塩分濃度、温度などを測定することができ、Bluetoothで通信を行う。コントローラーは、照明、ポンプ、ヒーターなどの器具を接続して使用、Bluetooth、WI-Fiに対応している。
アプリはiOS向けのネイティブアプリと、Webアプリが用意される。Android、PCについてはブラウザからWebアプリにアクセスして利用することになる。
かんたんな設定を済ませた後、アプリから水槽の現在のpH、塩分濃度、温度、明るさなどの状態を確認したり、器具の操作を行って水槽の環境を調節することができるという。
今回のKickstarterのキャンペーンでは、299ドル、349ドルの支援でFishBitのβ版を手に入れることができる枠が合計30枠用意されていたが、すでに完売した。目標金額5,000ドルの倍以上となる、11,000ドルあまりを集めることに成功している。
β版の発送は2015年の6月を予定しており、β版の利用者からのフィードバックを経て、最終的な製品版の開発を進めるようで、発売時期・小売価格等については未定のようだ。
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