リアルのネットワーク構築を目論むベンチャーたち。アメリカで急成長中のフードデリバリーは2019年には700億ドル規模の市場に

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Image by Mark Turnauckas on Flickr
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<ピックアップ>The Growing Food Delivery Network | Inc.com

2010年代のホットな市場の一つであるフードデリバリーネットワークは、現実世界の新しいネットワークサービスとなる可能性を秘めているかも、といままさにベンチャーから大企業が大きく参入しようとしている分野でもあります。

かつて、Webvanという企業が存在していました。その企業は、食品雑貨販売店として配送センターやネットインフラを構築しようとし、事業を失敗しました。しかし、その企業が登場したのは2000年の頃。その頃といまではまったく環境が変わってきており、アメリカではWebvanの失敗を教訓に新しい市場を作り出そうとしています。そしてその形は2010年代後半に確立されつるあるようです。すでにフードデリバリー市場は2014年から2019年にかけて700億ドルにまで成長するとも言われており、Amazonもすでに2007年から行っているAmazonFreshしかし、多くの企業が参入してきています。

グーグルも、食品や日用品を数時間で当日宅配するサービス「Google Shopping Express」をアメリカの一部の地域で開始しています。もちろんこれは、AmazonPrimeに対抗する形とも言えるでしょう。他にも、先日Yelpに買収されたEat24も、地域のレストランとの提携を通じてオンラインとオフラインをつなぐ動きを見せています。GrubMarketやTaskRabbit、Delivery.comなど食料品や日用品のデリバリーサービスを行うベンチャーもアメリカで注目されています。

オンラインというネットワークだけでなく、リアルのネットワーク構築を目論む企業たち。配送という現実世界の物流をどのように握っていくのだろうか。

via Inc.

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