スキーやスノーボードといったスノースポーツ用のARゴーグル「RideOn」をイスラエルのスタートアップが開発している。クラウドファンディングサービスIndiegogoにて支援を募集中だ。目標額が75,000ドルのところ、現在までに88,000ドルを超える資金の調達に成功している。
「RideOn」を装着すると、ARで浮かび上がるUIを視線だけで操作することが出来る。そのため、スキーグローブをしたままでよく、別途スマートフォンなどを取り出して操作する必要もない。最小限の情報のみ表示され、視界を妨げることのないよう、安全面については考慮されているとのこと。
ARで表示されるゲームや課題に挑戦することが出来る。ゲレンデ上にゲートが表示されそれをくぐるといったゲームをプレイして、自身の記録に挑戦したり、友人と対戦したりすることが可能だ。スキーやスノーボードをより楽しむことが出来るとしている。
友人と一緒に使用することにより、友人の現在地を参照したり、メッセージや電話でのやり取りをしたりすることが可能。相手にバーチャルな雪玉を投げつけることも出来る。目的地の共有も可能なため、ロッジで落ち合いたい時などに役立つだろう。搭載のHDカメラで撮影を行い、SNSへ投稿することも可能だ。
地図上で現在地を参照し、ロッジやリフトの場所を探すことが出来る。また、今後のアップデートでリフトの待ち時間の参照も可能になるとのこと。これにより行列を避けることができるとしている。
フランスのスタートアップOptinventが特許を持つClear-Vuディスプレイを採用。Google Glassの3倍大きいディスプレイを搭載することで、真のAR体験を実現しているとのこと。2200mAhのバッテリーを搭載し、連続8時間の使用が可能。OSはAndroid4.1.1となっている。
現在行われているキャンペーンでは、早期支援者向けの一台499ドルの枠が完売しており、519ドルから入手可能となっている。ワールドワイドへの送料が無料となっている。なお、小売価格は899ドルとなる見込み。支援者向けには2015年9月に発送される予定だ。
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